”自分の脳は、自分しかつくることができません。逆にいえば、自分の力で脳を望むように作っていくことができるのです。”
「行動力」を高める“科学的な”方法(著;菅原洋平)
こんにちは、ころねです。勉強しなきゃいけないのにスマホをいじっちゃう、家事をやりたいのにだらだらTVを見ちゃう。こんなことってありませんか?本日のテーマは「行動力」です。本記事はこんな方におすすめ。
- 行動力を高めたい
- やる気があっても体が動かない
- 脳の仕組みを知りたい
ではさっそく、本記事の結論から。
行動するか否かは脳への入力情報次第。そのために不要な視覚情報は遮断し、少しでもはやく着手する。
▼参考書籍
本記事はすぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法(著;菅原洋平)を参考にしております。作業療法士である著者が脳の仕組みを解説しながら、行動力を高める方法を記しています。
自分の行動は脳次第
行動力を高めたければ「脳に入る情報」を取捨選択する必要があるようです。私たちの行動は全て、脳の指示によるものだから。脳が「すぐやる」状態になるために必要な情報をインプットすることで行動を起こすことができます。逆に脳が「やらない」状態になってしまう不要な情報はインプットされないようにすることも重要です。
不要な視覚情報を遮断する
行動力を高めるコツ、それは「不要な情報を遮断すること」です。私たちは視覚情報か大きな影響を受けています(メラビアンの法則)。行動の妨げになる視覚情報とはスマホやTV、ゲームなどがあると思います。これらが作業や勉強の誘惑となることは容易に想像がつくと思います。集中したい時には、誘惑物をシャットアウトする必要がありそうですね。
モデルフリーシステム
目の前に袋の空いたポテチがあったら無意識に手が出てしまった。そんな経験はありませんか?このように視覚情報をもとに自然と身体が反応してしまうことをモデルフリーシステムと言います。
モデルベースシステム
本書の例ですが、例えば目の前の人が飲んだコップを目の前におきます。するとモデルベースシステムが働き、脳は「コップを手に取る」と指令を送ります。でも、実際は他人のコップなので手に取ることはないですよね?このように、脳が自動的にやろうとしていることに対してストップをかける働きがモデルベースシステムです。
脳のエネルギーが消耗
勉強机にスマホが見えてしまうと、脳の中では「手に取るか取らないか」という攻防が始まります。モデルフリーシステムとモデルベースシステムが働いているから。やるかやらないか迷ってるだけでも脳のエネルギーは消費していきます。それだけで勉強への集中力は削がれてしまいますよね。
不要な視覚情報を遮断することで、行動を実行する確率はupします。そしてそのタスクにもより集中して取り組むことができます。
着手してからやめる
「この課題が終わったら次のタスクを始めなきゃ」作業や課題にも色々なものがあると思います。タスクAからタスクBに移行するとき、腰が重くて始められない、そんな時はありませんか?次のタスクにスムーズに移行するためには、少し着手してから終える必要があります。
フィードフォワードシステム
目的のために必要なことを選択して行動するシステムをフィードフォワードといいます。脳は次の行動を予測するためには現在とその目標との関係性が必要になります。そのために必要なことが着手すること。現在地と目標の関係が明確になり、フィードフォワードシステムが働くことで、行動率が高まります。
まとめ
- 行動力を高めるには脳に入る情報を変える。全ての行動は脳からの指示によって生じる。
- 視覚情報に対し反応してしまうことをモデルフリーシステムという。一方で、行動を吟味をすることをモデルベースシステムという。行動の妨げになる視覚情報を遮断することで行動力が高まる。
- フィードフォワードという仕組みにより、目的に合わせた行動をすることができる。とりあえずでも別のタスクに着手することで脳はやる気になる。
行動して達成に近づきましょう。ありがとうございました。