現在のコロナ禍では運動不足の人が急増しているようです。運動不足だと
など、健康上の被害が多く生じます。しかし、いくら活動的に過ごしていても、座る時間が長いといけないようです。
アクティブ・カウチ・ポテトとは?
カウチ・ポテトをご存知でしょうか?ソファでポテチを頬張り、TVを見てくつろぐ。そのようなライフスタイルをカウチ・ポテトといいます。
ではアクティブ・カウチ・ポテトとはどういった意味になるのでしょうか?それは「運動量が十分でも座っている時間が長い人」のことをいいます。例えば、午前中まるまる立ち仕事やスポーツジムで過ごしても、午後からずっとリビングのソファから一歩も動かない、とかが当てはまります。
身体活動量が不足すると?
そもそも身体活動量が低下すると何が良くないのか?それは以下のようなことがあります。
WHOや厚生労働省も、運動以外の時間もアクティブに過ごすことを推奨しています。
身体活動量と死亡率に関する研究があります。この研究によると、運動不足の人に比べ、週平均92分の身体活動をしている人は全死亡率が14%低かったようです。(Chi Pang Wen:2011)
またJames A Levine(2005)によると、痩せている人は太っている人に比べ身体活動量は低く、その消費カロリーの差は約350kcal/日にも当たるそうです。
少しでも身体を動かすことが大事だと言うことですね。
活動的でも座位時間が長いと?
いくら活動量が多くても座位時間が長いと良くないようです。(アクティブ・カウチ・ポテト)
十分な活動量に達している成人を対象にした研究があります。TVを見ている時間の長さが与える影響について調べています。TVを見ている時間が長い人ほど
- ウエスト幅が大きい
- 血圧が高い
- 食後血糖値が高い
- 中性脂肪の値が高値
であったと結果がみられています。
いくら身体を動かしている時間が多くても、ダラダラしている時間が長いと良くないようですね。
まとめ
今、デスクワークの人が多くなっていると思います。健康意識でジムに通っている人でも、定期的に立ち作業に変えたりすることが重要かもしれませんね。