オカヤドカリは自分の成長に合わせて引っ越しを繰り返す生き物です。
そのために水槽の中に家(貝殻)を用意してあげる必要があります。
「でもどこで手に入れるの?」「何か注意することはある?」といった疑問も聞こえてきそうですね。
本記事では貝殻の入手法から引越しの注意点までお伝えします。
貝殻の選び方
適したサイズを選ぶ
オカヤドカリは自身の身体に合わせて引っ越しをします。
時には元の貝より小さいものを選ぶことも。
飼育しているオカヤドカリの貝殻に近いサイズを選ぶといいですね。
成長を見越して少し大きめのものを用意しとくのもアリかと。
色々な種類を置く
オカヤドカリは自分が気に入った貝殻にしか引っ越しません。
我が家でもサイズは適していると思われる貝殻でも一度も使われていないものもあります。
選り好みするなんて人間みたいですよね。そこが可愛いんですが(笑)
引越し用の貝殻は一つではなく複数個を配置するようにしましょう。
貝殻はどこで手に入れる?
店舗で購入する
ヤドカリが販売しているシーズンであれば、ホームセンターやペットショップで貝殻も売っていることが多いです。
また東急ハンズなどの雑貨屋でも販売しているそうです(こちらはオールシーズン)。
近くにこれらの店舗があれば是非足を運んでみましょう。
ネットで買う
店舗へ直接行かずともネットショップで購入することができます。
サイズが色々とあるので事前に確認してから買うようにしましょう。
海で拾ってくる
貝殻は意外と落ちているものです。巻貝は岩礁域に生息しているので、砂場より岩場を探すといいでしょう。
自分で好みの貝殻を探すのも一つの楽しみかもしれませんね。
食用貝を再利用する
食べた後の貝殻も使用することができます。
サザエなどがいいかもしれませんね。
貝の奥に肉が残ってると匂いの元になるので、しばらく土の中に埋めてから使用するといいそうです。
こんな時はどうする?
中々引っ越さない時は?
せっかく貝殻をたくさん置いても中々引っ越さない時があります。
我が家のヤドカリを見ても、よく引っ越しをするものやあまり引っ越しをしないものなど、個体差はあるようです。
もし十分に貝殻が配置されているのであれば気長にまってあげてもいいかもしれませんね。
また、貝殻を洗った後にすぐに引っ越したという話も聞いたことがあるので、試してみてもいいでしょう。
裸でウロウロしている?
我が家では見たことはありませんが、オカヤドカリが貝殻から抜け出し裸のままでいることがあるそうです。
これは危険信号で、自身の貝殻を引いて歩けないほど弱っているためだそうです。
即時的な対処法としては、裸のオカヤドカリと貝殻を別容器に移し、暗所でそっとしておくことです。手遅れでそのまま死んでしまうこともあるようですが。
弱ってしまう原因はストレスの可能性が高いです。
温度や湿度、水質、餌の頻度など飼育環境を一度見直しましょう。
引越しは楽しみな瞬間
オカヤドカリを飼ってるとよく周りの人に「やっぱ引っ越すの?」って聞かれます。
やっぱり一般的に見ても、「ヤドカリ=引越し」というイメージは強いんじゃないでしょうか?
たまにしか行わない引越しの瞬間を見るのはやっぱり楽しみの一つです。
貝殻をぐるぐる回したり、中を覗いたり物色している様子は可愛らしいものですよー。
私は思わず30分くらい水槽にへばりついて見ていたこともあります(笑)
飼育したら一度は目にしたいものです。