こんにちは、ころねです。「幸せになりたい」「幸福を感じたい」そう思う人が大半だと思ます。ですが本当に「あなたにとっての幸せ」が何か、答えることができるでしょうか?今回は「幸福」をテーマにしています。本記事はこんな方にオススメ。
- 幸福になる方法を知りたい。
- 自分にとっての幸せが知りたい。
- 行動力を身につけ継続できるようになりたい。
早速、本記事の結論から。
過剰に心配することをやめれば幸福に近づける。その幸福は個人によって違い、「なりたくない自分」の反対こそ、その人にとっての幸せ。「地位財」「非地位財」を使い分けることでより幸せになれる。
▼参考書籍
本記事は「99.9%は幸せの素人(著)星渉」を参考にしております。著者の「星渉」さんはあのベストセラー「神メンタル」「神トーク」を執筆された方であり、株式会社「Rising Star」の代表取締役でもあります。本書は科学的根拠に基づき「幸せになる方法」が書かれており、具体的な行動方法まで示されています。
ネガティブな感情が多いと幸福感を感じにくい
心理学者のバーバラ・フリクソンや「幸福学の父」であるエド・ディーナーによると、幸福度には「3つの要素」が影響するそう。その3つの要素とは「ポジティブ感情」「ネガティブ感情」「人生満足度」だと。その「ネガティブ感情」にフォーカスを置いてお伝えしていこうと思います。
過剰に心配しているからネガティブ感情は高まる
幸福の3要素である「ネガティブ感情」が少ないほど、私たちは幸せを実感します。そのネガティブを減らすには「心配事」を少なくする必要があります。
私たちは過剰に心配をする癖があるそうです。本書によると、「心配事」が起きる確率は13%とのこと。ロバート・L・リーヒ博士によると、「解決できない心配事」はたった3%しかないそう。つまり、私たちの心配事の97%は不要であるともいえます。だから、私たちは過剰に心配する必要はないということです。
「とは言っても、心配なものは心配なんだ」そんな声も聞こえてきそうですね。そんな方に向けて本書は「ジャーナリング」というテクニックを紹介しています。このジャーナリング、簡単に説明すると「1ヶ月間、心配に感じたことを記録して、実際にその心配事が起きたか確認する」というもの。そうすることで、実際に可視化されることで「心配事はそんなに起きるものではないんだ!」と実感できると。
幸せに感じるためには「ネガティブ感情」は少ない方がいいです。そのために私たちは過度に心配しなくていいのです。実際に心配事が生じてしまう可能性は極めて低いから。
幸せを知るには「自分にとっての幸せ」を知る必要がある
一般的な幸福、それは「お金持ちであること」「有名人になりたい」「高級車を乗り回したい」そんな感じではないでしょうか。でもそれって本当にその一般的な幸福は私たち個人個人にも当てはまるのでしょうか?
「自分にとっての幸せ」を知ることは、幸せを感じるためには不可欠です。ゴールを知らなければ向かうべき方向が分からないからです。では、どうやったら「自分にとっての幸せ」を知ることができるでしょうか?
「なりたくない自分」の反対こそ「自分にとっての幸せ」
個人にとっての幸せ、それは「なりたくない自分」を明らかにすることで分かるそう。「なりたくない自分」の反対こそ、「自分にとっての幸せ」だからだそうです。例えば「家族に暴力的な自分」「不健康で毎日かったるい自分」「人望がなく煙たがられている自分」と考えたとします。その反対「家族に優しくしている自分」「健康的で毎日清々しい自分」「人望厚く慕われている」があなたにとっての「幸福」だということです。まぁ確かにって感じがしました。
「でも本当にそれが自分の理想なのか?」本書はそういう方に「カレンダー・マーキング法」を紹介しています。カレンダー・マーキング法とは慶應義塾大学の佐伯ら(2010)により開発された、主観的幸福度の測定方法です。簡単にいうと、「1日の最後に、その日の幸福の程度とその理由をカレンダーに記録するという」というもの。振り返って可視化することで、自分にとっての「幸福」がどんなものか実感できるそうです。
「自分にとっての幸せ」を知ることで、幸福に近づくことができます。そのために「なりたくない自分の反対をイメージする」「カレンダー・マーキング法」を実践する必要があります。
「地位財」と「非地位財」を使い分けることで行動継続力は高まる
幸福は「地位財」「非地位財」の2種類に分けることで、行動力を高め継続する力が身につくそうです。深掘りしていきます。
「地位財」「非地位財」とは?
「地位財」とは何か?それは相対的な喜びのことです。つまり人と比べて幸せに感じるものです。例えば「年収が上がる」「高級車を買えた」など。地位財の特徴は長続きしないけど行動力を高める働きがあることだそうです。
一方、「非地位財」は絶対的な喜びのことです。人比べ図とも喜びを感じること「良い奥さんと一緒に生きている」「家族みんなが仲良い」などが「非地位財」です。町域的に幸福を感じ継続力をもたらすのが非地位財の特徴だそう。
2種類の幸福を使い分けることで行動継続力up
世の成功者は「地位財」「非地位財」を使い分けることで成功を収めているそうです。成功のためには、行動を起こし継続する力が必要だからです。
地位財には行動力、非地位財には継続力を高める働きがあることは先述した通りです。例えば地位財を目標にしても、行動することはできても継続することはできません。逆に非地位財を目指しても、中々着手することは難しいです。
何かを成功するためには行動力・継続力が必要になります。そのためには「地位財」「非地位財」を使い分ける必要があります。
まとめ
本記事のまとめです。
- ネガティブな感情が少ないほど人は幸福感を感じる。しかし人々は過剰に心配し、ネガティブ感情を高めている。心配事が実際に起こる確率は3%に過ぎないから、過度に心配感を感じなくていい。
- 何がその人にとって「幸せ」かは個人で違う。「なりたくない自分」の反対こそ理想の自分。
- 幸せは大きく「地位財」「非地位財」に分けられる。これらを使い分けることで行動継続力は高められる。
今回はここまで。あなたの「幸福」の一助となれば幸いです。ありがとうございました。
参考文献
佐伯・前野 (2010)|主観的幸福度のセルフレコーディング手法の開発─カレンダー・マーキング法─ |行動系経済学
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