いくら勉強しても赤点だ・・・もう勉強やめようかな(笑)
学ぶことを諦めたらアカン!これ読んで考えなおしな!
勉強しても勉強しても全然正解が出ない、そんな方にオススメの一冊が「LEARN LIKE A PRO」
二人の著者バーバラ・オークレー大先生とオラフ・シーヴェ大先生による一冊ですが、そんな二人も、学生時代には試験や勉強でかなり苦戦していたそうです。
しかし今では、オークレー大先生は世界最大のオンラインコースで数百万人もの学生を教えている身です。
またオラフ大先生はあの超名門、オックスフォード大学を卒業し、勉強法に関する書籍で国際的なベストセラーを生み出しています。
このように二人を劇的に成長させたのが「勉強法」だと本書は語ります。
勉強法のエキスパートである二人による、あなたの学習効率を爆上げさせるノウハウが詰まった一冊。
本記事ではそんな本書の要点やおすすめの名言をお伝えさせていただければと思います。
では行きますかっ!
LEARN LIKE A PROはこんな内容(要約)
成績を上げるためのカギは、頭のよさでも勉強の長さでもない。それは勉強への“取り組み方”にあるのだ。
本書の要点は以下のようになります。
それぞれ順番に解説していきます。
- 要点❶:ポモドーロ・テクニック
- 要点❷:ハードスタート
- 要点❸:目標を細かく設定する
要点❶:ポモドーロ・テクニック
全然集中できないんだけどっ!
ポモドーロ・テクニックを使えばいいやん
本書では集中するための方法として「ポモドーロ・テクニック」を紹介しています。
- タイマーで「25分」をセットし、その間一つのタスクに取り組む
- タイマーがなったら「5分」の休憩にシフト。好きなものを食べたり、好きな歌を聞いたりと褒美の時間にする
このテクニックがいい理由は「締切」による緊張感から、集中力が生み出されるということ。
いつ終われるかもわからない学習状態でいるよりも、短い時間、瞬発的に学習に全力投球する方が、はるかに簡単だ。
『第1章』より
長時間を頑張って集中しようとするより、休憩を頻回にして効率的に学びましょい!
ポモドーロ・テクニックで効率よく学ぶ
人は長時間の集中が難しい
要点❷:ハードスタート
簡単に言うと「難しいタスクから始める」ってこと。
普通、簡単なことから始めるんじゃないの?
手を離した間も、そのタスクを潜在的に考えられるねん!
人間には二つのモードがあるらしいです。
一つ目は集中モードといって、文字通りそのタスクに集中して取り組んでいる時に発揮されます。
二つ目は拡散モードといって、これはタスクから手を離している時に発揮されて、このモードの時も潜在的にそのタスクの解決に取り組んでいます。
テスト中は解けなかったけど、終わった瞬間「あぁ、分かった!」ってことはありませんか?
これが拡散モードの効果です。
難しいタスクから手をつける「ハードスタート」で、行き詰まりを防ぐ可能性がグッと上がりますっ!
ハードスタートで難しい問題から着手する
手をつけていない間も潜在的に課題を解決しようとしている
要点❸:目標を細かく設定する
目標はやる気を奮い立たせるには重要ですよね。
そんな目標ですが、本書によると細かく設定した方が効果的だとしています。
長期的なゴール一個だけでは、なかなか進捗を確認しづらく達成感も味わいいにくいもの。
ゴールまでのプロセスにおいてもゴールが複数あれば、到達するたびに達成感を感じることができます。
どうやって目標を決めるのさ?
「SMART」の枠組みに当てはめて考えるといいよぅ!
SMARTに沿って目標をセットすることで、より一層モチベが高まると本書はいいます!
- S:具体的
- M:計測可能
- A:野心的
- R:現実的
- T:時間に制限
客観的にみても達成できたか否かが判断できるかがポイントですね!
目標を細かく設定する
その際には「SMART」を意識する
LEARN LIKE A PROオススメの名言
LEARN LIKE A PROを読み、僕自身が学んだオススメの名言は以下の通りです。
それぞれ順番に解説していきます。
名言❶:新たな課題へと転換する、すなわちスイッチするたびに、自分の頭の中にあるその課題に関連した情報を呼び起こす。『第1章』より
学習する上で避けた方がいいこと、それは「マルチタスク」です。
串カツ田中で「二度漬け」することくらいやめた方がいいです。
じゃあマルチタスクが何かって言うと、簡単にいえば「ながら勉強」ですね。
TVみながらとか、スマホみながらとか、音楽聴きながらとか。
なんでこれがいけないかっていうと、「スイッチングコスト」っていうのが発生するから。
スイッチングコストっていうのは、別のことに意識がシフトするたびにエネルギーとか集中力が消費してしまう現象のこと。
結構この影響は大きくてある研究だと、スイッチングコストによって成績が30〜40%も低下したとか。
マルチタスク恐るべし。
僕は結構、映画とかアニメみながら課題とか試験勉強やってましたね(笑)
集中して効率よく勉強したいならマルチタスクを避けるのが無難です。
マルチタスクを避ける
スイッチング・コストにより集中力が削がれる
名言❷:ジグソーパズルを仕上げる作業は、その完成形を目にしていた方が、ずっと簡単だ。『第8章』より
本書は読書のテクニックも説明してますがその一つとして「予習」があります。
どういうことかっていうと、本の表紙や前書き・目次・見出し・図表を最初に目を通して、事前にその内容を大雑把に把握するってこと。
本書ではジグソーパズルを例えにしていますね。
パズルをやる時って、完成形を確認しながらやりますよね?
完成形をみないでやると難易度爆上がりです。
ドラクエ3のゾーマに「光の玉」を使わず挑むようなものです。
こんな感じで、事前にその本の全体像が把握できていれば理解した上で、どんどん読み進められるってことですね。
見出しや図表にも目を通す
これ「へぇー」って思いました。
他の読書術に関する書籍だと、表紙とか目次に目を通せっていうのが多かったんですけど、見出しとか図表も準備の段階に含めるっていうのはなかったんですよね。
実際、やるようになってみたんですけど、結構、予習の質が上がった気がしてます。
見出しとか図表とかって本文の間にあるから、自然と本文にも目が通るんですよね。
そうなると太字とかマーカーされている箇所の情報もインプットされるから、以前よりも深く予習できるようになりました。
全体像を把握した上で読書を始める
準備をしておくことでより早く理解できる
名言❸:つまり“注釈”は、積極的な読書のための素晴らしい戦略だ。『第8章』より
「超効率勉強法」でも、どの効率のいい学習にも共通していることは「アクティブラーニング」だと書かれていましたね。(記事はこちら)
本書では読書においてアクティブラーニングを実践する方法として、「注釈を残す」ということを紹介しています。
- ひらめいたアイデア
- 関係する自身の体験談
- 疑問が残る点
- などを本に書き込む方法
この方法は、「自分の言葉」に置き換える必要があります。
つまり、アクティブラーニングにおいて重要な要素である「再言語化」を実践できるということ。
積極的に注釈を残す読書は、より効率的に学ぶことが可能になりますね。
書き込むのに抵抗
僕は本は真っ白にして読みたいタイプでした。
だって本ってカッコいいし、書き込むと汚れて価値が下がると思ってたから。
でも大事なことって、「その本からいかに多くを学べるか」だなと最近思うようになり、どんどん書き込めるようになったんですよ!
むしろ、自分だけの一冊みたいな気がしてテンション上がってきます。
実際、本に書き込むようになってから理解のスピードが上がるようになりましたし。
「本に書き込む」これめちゃくちゃオススメです!
読書しながら注釈を残す
そうすることで自然と自発的な学習となる
LEARN LIKE A PROのまとめ
これまでLEARN LIKE A PROの学んだことやオススメの名言を中心にお伝えしてきました。
ここで内容をまとめておきます。
- ポモドーロ・テクニックで効率よく学ぶ
- ハードスタートで難しい問題から着手する
- 目標を細かく設定する
- マルチタスクを避ける
- 全体像を把握した上で読書を始める
- 読書しながら注釈を残す
本書には本記事でお伝えできていない、学習効率を高めるテクニックがたくさん書かれています。
集中する方法や上手に記憶する方法、やる気を高める方法まで幅広く網羅しているのが嬉しいですね。
学習効率を鬼加速させたい人は是非、本書を手に取ってみるべし!