あーもう、最近何をやっても上手くいかない。
あの上司もムカつくことばっかり言ってるし。
おかげで全然眠れないし、疲れは溜まるし。
ちきしょー!!!
たしかに、毎日が上手くいかなくてストレスを感じる、そんなことよくありますよね。
ですが、そんな悩みを解決してくれる本を今回ご紹介いたします。
その本は行動最適化大全です。
著者は精神科医である樺沢紫苑さんであり、以下のようなプロフィールをお持ちの方です。
- ベストセラー「アウトプット大全」著者
- YouTubeで心や健康の悩みを解決するための動画を毎日発信
- あらゆるメディアで発信する「日本一アウトプットする精神科医」
そんな著者が毎日をよりよくするための行動変化術を伝えてくれる、そんな一冊となっております。
- 日々のストレスが吹っ飛ぶ
- モチベーションをコントロールできる
- 読書を習慣にできる
- 疲労感が感じにくくなる
- 苦手な相手への対処法がわかる
- 成し遂げるためのやり抜く力が身に付く
本記事ではそんな本書の要点やおすすめの名言をお伝えさせていただければと思います。
行動最適化大全はこんな内容(要約)
日々を最適化することによって、あなたの仕事や人生は、もっと楽に、もっと楽しくなるのですから。
早速、僕なりの本書の結論をお伝えしようとおもいます。
大半の悩みは行動を変えることで解決できる。
不安や心配事は考え込んでいてもちっとも良くならない。
具体的に日常生活や習慣、コミュニケーションなど行動に変化を起こすことで、気持ちにも変化が生じる。
そんな本書の要点は以下のようになります。それぞれ順番に解説していきます。
- 要点❶:朝散歩でセロトニンが分泌される
- 要点❷:やる気を出すにはとりあえず始めてみる
- 要点❸:自己成長するために読書をする
要点❶:朝散歩でセロトニンが分泌される
本書では、毎朝の過ごし方として、朝散歩をオススメしています。
セロトニンが分泌され、気分が良くなるからです。
「脳の指揮者」であるセロトニンは感情をコントロールする働きがあります。
また、朝散歩は睡眠の質も上げてくれます。
セロトニンは睡眠物質であるメラトニンに変わり、あなたの睡眠を助けてくれるます。
そして朝散歩によは体内時計を整える働きもあるとか。
朝起きたら、まず散歩。
これでいい1日のスタートが切れますね。
朝散歩でセロトニンが分泌される。
「脳の指揮者」であるセロトニンは気分を整える
要点❷:やる気を出すにはとりあえず始めてみる
「やらなきゃいけないけどやる気が出ない・・・」
そんな時こそ、まず始めることが大事。
作業興奮という言葉をご存知でしょうか?
脳には側坐核という箇所があり、行動することでこの側坐核が活性化します。
すると不思議なことにやる気が生じるというのです。
このように、行動のあとにやる気がついてくることを「作業興奮」といいます。
「やる気がでたら始める」
ではなくて
「やる気を出すために始める」
ってことが重要です。
やる気を出すにはとりあえず始めてみる。
「作業興奮」とは行動の後にやる気が生じるということ。
要点❸:自己成長するために読書をする
著者の樺沢紫苑さんは自己成長において必要なことは「インプット→アウトプット→フィードバック」のサイクルを繰り返すことだと言います。
これは前著「アウトプット大全」にも書かれていますね。
「アウトプット大全」に関する書評を行なっていますので、こちらの記事にも目を通してもらえると、より理解が深まると思います。
少し話がそれましたが、自己成長に必要な要素の一つであるインプットの方法として、最もオススメなのが「読書」です。
僕自身も1年前くらいから読書を始めて、自己成長できているのも実感しています。
読書で培った言語力で、原稿用紙200文字を書くのが何よりも苦痛であった自分が、今では普通に何千文字も書けるようになってます。
日本人の大半がほとんど本を読まないそうです。
読書をするだけでも周りと差をつけることができます。
自己成長するはインプットは不可欠。
その最強のインプット方法は読書です。
「インプット→アウトプット→フィードバック」のサイクルで人は成長する。
最強のインプットは読書。
行動最適化大全オススメの名言
行動最適化大全を読み、僕自身が学んだオススメの名言は以下の通りです。
それぞれ順番に解説していきます。
名言❶:疲れているときに運動すると身体によいのです。
これ結構意外ですよねー。
普通、疲れたら「ソファでダラダラする」とか「スマホでYouTubeみる」とかしますよね。
でも、疲労を感じた時こそ、身体を動かすといいんです。
「アクティブレスト」っていって、最近重要視されてきてるみたいなんですよ。
体を動かすことで
- 成長ホルモンの分泌
- 血流改善による疲労物質の除去
- コルチゾール低下によるストレス改善
が期待できます。
飽きたらなるべく立ち上がる
最近、これを実践しています。
ブログ作業とかは座って行うことが大半なので、集中力が切れたり、飽きを感じた時にはなるべく立ち上がるようにしています。
立ち上がれば、家事をやり始めたりとなんだかんだ身体を動かし始めるんですよね。
そうすると気がついた時には集中力が回復してるって感覚になることもしばしばです。
疲れを感じたりする時ほど、立ち上がって身体を動かすようにしています。
たまに、スマホとかいじっちゃってそのままダラダラしちゃうこともあるんですけどね(笑)
疲労を感じたら体を動かす。
成長ホルモンの分泌・疲労物質の排泄などにより疲れが回復する。
名言❷:あなたが「攻撃星人」に親切にすればするほど、相手はあなたに対する「好意度」が強制的にアップしてしまい、攻撃することができなくなるのです。
身の回りに苦手な人っていませんか?
なるべく関わらないには越したことはないと思うんですけど、仕事上で話したりしなきゃいけない時ってありますよね。
本書では、そういう人にこそ優しく、親切にするといいって書かれてるんですよ。
これも意外ですよね。
嫌なやつが嫌がらせしてくるのって、こっちの反応を楽しんでることが大半。
だからこそ、優しく、親切にするといいんです。
脳科学的にいうと、愛情物質であるオキシトシンが分泌されて、嫌がらせできなくなるみたいです。
目を逸らさない
とはいっても、苦手な人に親切にするって中々できないですよね。
僕も正直キツイです。
そこで僕が実践してるのは「ありがとう」を伝えることです。
会話のどっかで感謝の言葉をぶつけます。
上司とかに何か言われたときは「ご指導いただきありがとうございます。」を絶対言うようにしてます。
相手は何かしら言って優越感に浸りたいんだろうなと思って。
その気持ちに付き合ってあげるぐらいのスタンスでちょうどいいと思います。
苦手な人にはあえて優しくしてみる。
相手は自分の反応を楽しんでいるだけ。
名言❸:長いトンネルの先に世界が開ける瞬間は、必ず来ます。
言い換えると、「結果がでるまで続けてみよう」ってこと。
成長曲線ってご存知ですか?
努力の量と結果の関係性を示したもので、これによると努力の量と結果は比例関係にないそうです。
でも、この成長曲線には「臨界点」といわれるポイントがあって、そこからグラフが急激に右肩上がりになるんです。
つまり、ある一定の努力の先には急成長を実感できる瞬間があるってこと。
だから、やめたくなった時こそ
「あー、もう少しで報われるかもしれない」
そう奮い立てて、やり続けることが重要です。
なんだかんだで続ける
「いつか急成長できる!」
そう思えば、やり続けるためのモチベーションを維持できます。
僕は
「妻や家族、友人との大切な人との時間を大事に生きたい」
そう思ってます。
そのためには、時間や場所にとらわれず、金銭的に余裕を持つことが必要だと感じました。
お金を得ることは「目的」ではなく「結果」ではありますが、これからも発信活動を続けていきます。
努力と結果は比例しない。
続けることで飛躍的に成長できる臨界点がある。
行動最適化大全のまとめ
これまで行動最適化大全の学んだことやオススメの名言を中心にお伝えしてきました。
ここで内容をまとめておきます。
- 朝散歩でセロトニンが分泌される
- やる気を出すにはとりあえず始めてみる
- 自己成長するために読書をする
- 疲労を感じたら体を動かす。
- 苦手な人にはあえて優しくしてみる。
- 続けることで飛躍的に成長できる臨界点がある。
本書の魅力は、なんといってもその網羅性。
行動最適化のためのポイントを50の切り口から、脳科学的根拠を元にわかりやすく解説されています。
自分が悩んでいること、それをピンポイントに解決するための手段をすぐに見つけることができます。
本書が気になった方はぜひ手に取ってみてくださいね。
樺沢紫苑さんの他の著書に関しても、書評記事を書いてあります。
同じ著者の本にたくさん触れることで、より価値観や主張を深く感じ取ることができます。