本を読んでも全然記憶に残らない
というか、読むのにめちゃくちゃ時間かかる・・・
めっちゃ時間無駄にしてるやん、ちきしょー!!!
たしかに、せっかくお金や時間をかけて読書をしてるのに、それらが無駄に感じてしまうことってありますよね。
ですが、そんな悩みを解決してくれる本を今回ご紹介いたします。
その本は「大人のための読書の全技術」です。
著者は明治大学教授の齋藤孝さんであり、以下のようなプロフィールをお持ちの方です。
- 明治大学文学部の教授
- 教育学・身体論・コミュニケーション論を専門
- 一日に10冊以上本を読むこともある読書家
- 多忙であるにも関わらず、「読書術」によって大量の読書を行う
そんな著者が効率を高める読書術を伝えてくれる、そんな一冊となっております。
- 読んだ本の内容が記憶できる
- 今よりもより速く本が読める
- より自分を成長させるための本を見つけられる
本記事ではそんな本書の要約やオススメポイントをお伝えさせていただければと思います。
読書の全技術はこんな内容(要約)
本書によると、読書のスキルを上達させるには特別な才能は必要ないと示されています。
必要なのは「正しい読書術を身につけるだけ」だと。
その正しい読書術を本書では以下の4つに分類しています。
- 速読の全技術
- 精読の全技術
- 本選びの全技術
- アウトプットの全技術
これら4つのスキルを身につけることで、読書スキルを大幅に向上させることが可能になります。
この本から得られる知識は以下になります。
- 読書の効用
- 本を速く読むために必要なこと
- 本の内容を記憶に留めておく方法
- 自身のためになる本を選ぶスキル
- 読書における実生活への活用方法
少しでも気になることがあれば、ぜひ本書を手に取ってみてください。
読書の全技術から学んだおすすめポイント
読書の全技術を読んで、僕が学んだおすすめポイントは以下の3つです。
- 目的を決めて本を読む
- 読書の締切を設定する
- 三色ボールペン方式
目的を決めて本を読む
本書では速読におけるテクニックの一つとして、目的設定を紹介しています。
その目的とは「本の内容を人に話す」ということです。
人に話すためには自分の言葉で言語化できるレベルまで理解・整理することが必要。
この目的があることで、読書に対して集中できるというそうです。
前の自分
ただ闇雲に本を読んでいたました。あとでその本の内容を思い返しても何も思い出せなかった事を覚えています。
つまり「無駄な読書」だったということですね。
今の自分
妻に本の内容を話したり、SNSに投稿したりするようになりました。
1ヵ月くらい経ってもその本のことを3分くらいは語れると思います。
目的があることで、本の内容が定着するようになりました。
読書の締切を設定する
本書では、もう一つ速読のテクニックとして「締切」を紹介しています。
読書はトレーニングであり、締切があることで目が文字を処理する速度が高まっていくとか。
僕なりに簡単に言うと「活字に慣れていく」ってことですかね。
前の自分
ただ気が向いた時にだらだらと読むことが多かったですね。
別にそれも悪くないかなとも思いますが、同じ箇所を何回も読んだりと読書効率はすごい悪かったと感じます。
今の自分
「一週間以内に読んで吸収する!」
大体、一冊あたり3〜7日の期限を決めて読んでいます。
知りたい情報をピックアップして読んだり、なるべくスキマ時間を活用したりなど、読書にメリハリがつくようなりました。
前述した目的意識と相まって、読書の定着率が高くなったことを実感しています。
三色ボールペン方式
三色のボールペンを使用して、本に書き込んでいく読書法ですね。色分けの仕方は以下の通りです。
- 赤:より重要だと感じる箇所
- 青:重要だと感じる箇所
- 黄:自分にとって面白いと感じた箇所
特に重要なカラーは緑だとか。
著者によると「おもしろセンサー」がより働いて読書を楽しみながら行えるとのことです。
前の自分
本に書き込むのってものすごい抵抗あったんですよ。
綺麗に保管しておきたい、書き込んでしまったら本の価値が下がっちゃう、そう思って常に真っ白なままを保ちつつ読んでました。
でもそうすると、見返した時に自分が既知のことまで繰り返し読んじゃったりして、時間を無駄にしてしまうことが多かったんですよね。
今の自分
もうガンガン書き込んでます。
大事なのは「いかにこの本から多くのことを学べるか?」だと思うようになり、本を汚しまくってます。
むしろ、書き込むことで「より自分だけのもの」そう感じるようになり、テンション上がってます。
ちなみに電子書籍(Kindleアプリ)で読むときは「緑」のマーカーがないので、代わりに「黄」のマーカーを使用しています。
読書の全技術のまとめ
読書の全技術の要約や学んだことをお伝えしてきました。
ここで内容をまとめてみます。
- 読書には必要なのは才能ではなく「正しい読書術」
- 正しい読書術とは「速読」「精読」「選書」「アウトプット」の技術を高めること
- 目的をもって読書をすることで読書の理解が深まる
- 本を速く読むには締切を設定する
- 「三色ボールペン方式」で本を読書ノート化する
読書はコスパ最強の自己投資ですが、何も得られなければせっかくの時間がもったいないです。
正しい読書術を身につけ、本を読むことでその読書効率を大幅に高めることが可能になります。
キーワードは「目的」「締切」「三色ボールペン」です。
ぜひこれらを意識して読書に取り組んでみてください。
今回お伝えした内容が、あなたの読書ライフにお役立ちできたなら幸いです。
また、「読書の全技術」にはここでお伝えすることができていない多くの読書術が書いてあります。
気になった方はぜひ手に取ってみてくださいね。
stand.fmというアプリでラジオ配信もやってますので耳学にもどうぞ。