また、大事なプレゼンの場面で失敗しちゃった。
というか、日によって調子にムラがありすぎ。
どうやったら良いコンディションを保てるんだよ、ちきしょー!!!
たしかに、調子がいい時悪い時って結構あったりしますよね。
ですが、そんな悩みを解決してくれる本を今回ご紹介いたします。その本は整える習慣です。
著者は順天堂大学医学部教授である小林弘幸さんであり、以下のようなプロフィールをお持ちの方です。
- 医師であり自律神経の専門家
- 自律神経に関する情報発信を行なっており、著者に「自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」」などがある
- 多くの一流アスリートに対してコンディショニング・アドバイザーを務める
そんな著者が本来の実力を発揮できる圧倒的コンディション調整術を伝えてくれる、そんな一冊となっております。
- 様々な状況にとらわれることなく、本来の実力を発揮することができる
- 物の片付け・時間管理・人間関係での場面において、自律神経を整える術を知ることができる
- 医学的根拠・意見をもとに、運動・食事習慣を正しく保つことができる
本記事ではそんな本書の要点やおすすめポイントをお伝えさせていただければと思います。
整える習慣はこんな内容(要約)
必要なのは「実力アップ」ではなく「実力を出し切る方法」を知ることです。
早速、僕なりの本書の結論をお伝えしようとおもいます。
「実力を引き上げる」ことよりも「本来の力を発揮する」ことの方が重要。
コンスタントに自分の力を出せる人は成果を出すことができる。
そのために自律神経を整える。
そんな本書の要点は以下のようになります。それぞれ順番に解説していきます。
- 要点❶:多くの人は「実力を上げる」ことにフォーカスするが「実力を出し切る」ことは疎かにしがち。一流のスポーツ選手はコンスタントに力を発揮できる状態にコンディションを整える。
- 要点❷:自律神経には血液の流れを調整する働きがある。十分に力を発揮するには自律神経を整える必要がある。
- 要点❸:夜、寝る前に自律神経を整えれば、1日が良い状態でスタートすることができる。1日をリセットするために日記をつける。
要点❶:多くの人は「実力を上げる」ことにフォーカスするが「実力を出し切る」ことは疎かにしがち
本書は「実力を上げる」ことではなく「実力を出し切る」ことにフォーカスしています。
自身の力をコンスタントに発揮することの方が、結果を出せるからだと本書は語ります。
でも確かにそうですよね。
どんなに知識や能力がある人でも肝心の本番で実力を出せなければ意味ないです。
スポーツ選手も一流な人ほど、コンディショニングの重要性に気づいており力を注いでいるそうです。
要点❷:十分に力を発揮するには自律神経を整える必要がある
本書の目的は自律神経を整えることです。
実力を発揮するには自律神経が重要だからです。
自律神経には血流を調整する働きがあるので、自律神経が整うことで血流が良くなるそうです。
そうすると、身体に酸素や栄養が行き渡り、パフォーマンスが上がるといったメカニズムです。
要点❸:1日をリセットするために日記をつける
自律神経を整えるための手段として本書では「日記をつける」ことをおすすめしています。
僕も日記を書いてますがこれはかなり効果あると思います。
やっぱり頭の中のことを書き出すとスッキリして1日が良い意味でリセットされるんですよね。
良いことがあった日も悪いことがあった日もスッキリします。
ストレスや嫌な気持ちも、書き出すことで和らぐのでだいぶストレス解消になります。
自律神経の乱れも改善するのも実際にやってみると頷けます。
夜の調子は翌朝まで響きます。
夜のコンディションを整えることは次の日を快調に過ごすために大事です。
整える習慣おすすめの名言
整える習慣を読み、僕自身が学んだおすすめの名言は以下の通りです。それぞれ順番に解説していきます。
名言❶:何かを言いたくなったときほど、ひと呼吸置いて、ゆっくり静かに話し始める。
本書では自律神経を乱さないために「ゆっくり話す」ことが大事だと語られています。
ゆっくりを意識することで、落ち着いて感情的にならずに、余計なことを言わなくなるからです。
また、多くを語ってしまうと相手には伝わらないことも多いですよね。
大事な伝えたいことが伝わるといった側面もあり、コミュニケーションの面からもゆっくり話すことは大事だというわけです。
感情的にならずに寄り添える
僕は少しずつこれを実践するようになりました。
妻と口論になることがしばしばあるんですが、以前までは感情的になって言いたくないことも言ってしまう場面もよくありました。
しかし、ゆっくりを意識するようになっただけで、余計なことは言わなくなって、むしろ相手の感情に寄り添えるようになったんです。
「ゆっくり」が自律神経を保ち、落ち着きを与えてくれる。
不要に感情的にならない。そのためには「ゆっくり話す」
名言❷:「忙しいときほど、ゆっくり、丁寧に」。
業務に追われてる時など、忙しい時にはゆっくりと作業を行うことを本書ではおすすめしています。
慌てて作業をしたり、イライラしてしまうとより自律神経が乱れてしまうからです。
「あっちの仕事にも手をつけないと」
「でもこの書類の納期ももうすぐだし」
「あ、また誤字った。ちきしょー!!!」
焦れば焦るほど生産性は落ちてしまいますね。
ゆっくり動けば効率的になる
「早くやらなきゃ」そう思った瞬間に深呼吸をしています。
焦りの気持ちは逆に仕事をテンパらせ、結果的に仕事が遅くなることを痛感しています。
ゆっくり行うと不思議と早く終わるんですよね。
冷静でいることで、合理的に物事を考えられるので、やるべきことにフォーカスできるんですよね。
忙しい瞬間にこそ深呼吸をしてゆっくり行う
名言❸:コンディショニングにとって「悪い流れが続いてしまうこと」が一番よくありません。
本書では毎日写真を撮ることをおすすめしています。
これ面白いですよね。
なんでかっていうと、忙しかったりストレスな時って、周りのことに目が向かないですよね?でも写真を撮るってことは、身の回りに目を向けるってこと。
道端の花、普段通る道の良い景色、お洒落な小物。
この行動が、日々をリセットさせる良い機会になるというのです。
高校生の時にやってみた
僕自身も高校生の時、毎日一枚の写真を撮るっていうのをやっていました。
その一枚一枚が1日の象徴になって、毎日が色をもつんですよね。
一昨日は綺麗な景色の日、昨日は友達との日、今日はお気に入りのモノの日って感じで。
1日の時間濃度が濃くなったように感じたことを覚えています。
この本を読んで、またやってみようと思いました。
忙しい時には周りにすら目が行き届きにくい。毎日の写真が気持ちに余裕をもたせてくれる。
整える習慣のまとめ
これまで整える習慣の学んだことやおすすめポイントを中心にお伝えしてきました。
ここで内容をまとめておきます。
- 多くの人は「実力を上げる」ことにフォーカスするが「実力を出し切る」ことは疎かにしがち。一流のスポーツ選手はコンスタントに力を発揮できる状態にコンディションを整える。
- 夜、寝る前に自律神経を整えれば、1日が良い状態でスタートすることができる。1日をリセットするために日記をつける。
- 不要に感情的にならない。そのためには「ゆっくり話す」
- 忙しい瞬間にこそ深呼吸をしてゆっくり行う
- 忙しい時には周りにすら目が行き届きにくい。毎日の写真が気持ちに余裕をもたせてくれる。
本書にはここでお伝えすることができていない、様々な実力を発揮するためのノウハウがふんだんに盛り込まれています。
自律神経を整えるために「電子マネーは早めにチャージする」「退勤前の片付けを習慣にする」といったことが重要なんて意外です。
本書が気になった方はぜひ手に取ってみてくださいね。