何か勉強してもすぐ忘れちゃう。せっかく時間もかけてるのに。どうやったら、学んだ内容を忘れないようにできるねん。ちきしょー!!!
たしかに、何かをせっかく学んでも忘れてしまうってこと多いですよね。ですが、そんな悩みを解決してくれる本を今回ご紹介いたします。その本はインプット大全です。
著者は精神科医の樺沢紫苑さんであり、以下のようなプロフィールをお持ちの方です。
- 大ヒット書籍「アウトプット大全」の著者
- メルマガ・Facebook・YouTubeなどで毎日アウトプット
- スキマ時間などによる読書などでインプット
- 少ないインプット時間で莫大なアウトプットを可能にしている
そんな著者が最強のインプット方法を伝えてくれる、そんな一冊となっております。
- インプットの効率が爆上がりする
- 「読む」「書く」など手段別にインプットのコツがわかる
- 学びの意欲が掻き立てられる
本記事ではそんな本書の要点やおすすめポイントをお伝えさせていただければと思います。
インプット大全はこんな内容(要約)
アウトプットを前提にインプットする。ただそれだけで、圧倒的に記憶に残りやすくなるのです。
早速、僕なりの本書の結論をお伝えしようとおもいます。
インプットしたらアウトプットする。記憶の定着が段違いになるから。具体的には「目的」と「方向性」を設定して学ぶ。これにより、必要な情報にフォーカスできる。
そんな本書の要点は以下のようになります。それぞれ順番に解説していきます。
- 要点❶:「AZ」とはアウトプット前提の略。インプットとアウトプットを掛け合わせる。
- 要点❷:インプットに必要なのは「目的」と「方向性」。なんとなくではなく、必要なことにフォーカスする。
- 要点❸:インプットの効果が最大化するのは「すぐ」ではない。知識が無意識の行動に汎化させるには時間かかる。
要点❶:「AZ」とはアウトプット前提の略
インプットにおいて大事なこと、それはアウトプットをセットにすることだと本書は語ります。脳が情報を記憶するために必要なこと、それは「必要性を認識する」ことです。そのためにはその情報が使われる必要があります。インプットした後にはアウトプットする。それだけでその情報が格段に記憶に残るようになります。
要点❷:インプットに必要なのは「目的」と「方向性」
やってはいけないインプットの方法、それは「なんとなく」です。何かを学ぶ時は「目的」と「方向性」が重要だと著者はいいます。これらを設定することで、無意識にセンサーが働くからです。つまり、「潜在的に欲しい情報に意識が向く」ということです。
要点❸:インプットの効果が最大化するのは「すぐ」ではない
学びを得てすぐに役立つこともあるが、真に効果が発揮するのは10年後だと本書は語ります。「知ってるだけ」と「無意識に行動が伴う」では全く意味が違うからです。著者は「学びが血となり肉となる」といった感じで表現してますが、たしかに、と思いました。大事なのはインプットして実際に行動に起こすことですよね。学びの成果を焦らず長期的に見ることが大事だってことですね。
インプット大全のおすすめ名言
インプット大全を読み、僕自身が学びを得た名言をそれぞれ順番に解説していきます。
では、アウトプットをするいちばんいいタイミングは? それは、インプットした直後です。
想起練習とは学習した内容を何もみずに思い出す作業のこと。この想起練習によりその内容が記憶に定着しやすくなると本書は語ります。読書とかしても、読んだらそのままってこと多くないですか?一度閉じて、何もみずに読んだ内容を振り返るだけでもその内容が定着するようになるってわけです。
日記で思い出す
僕は普段日記を書くようにしてるんですが、そこに「今日学んだ内容」として1日の学習内容を振り返るようにしています。その際、何もみずに頭の中で思い出しながら書いているんですが、これが結構おすすめ。想起練習の効果により、やっぱりちゃんと覚えるようになるんですよね。
記憶に役立つ想起練習。インプットの後には思い出す作業
学びは、欲張らないこと。「3つの気付き」が得られれば十分、くらいの姿勢で聞く人が、最も学びを最大化できるのです。
インプットするときに注意すべきことは「あれもこれも」と多くの内容を学習しようとしないことだと、本書は語ります。
脳には「ワーキングメモリー」という機能があり、これは簡単にいうと、脳が一時的に記憶している情報のこと。ワーキングメモリーが保持できる情報は多くないので、一度にたくさんのことを集中するのは困難です。そこで著者は何かを学ぶ際には「3つまで」にすることをおすすめしています。
このブログでも3つを意識
この内容を読んでから、僕も「3つ」を意識するようになりました。このブログはその本の要点や名言を紹介していますが。それらも「3つ」にするようにしています。たくさん書きすぎて結局何も伝わらない・何も残らない、っていうのは嫌で、3つのうち1つでいいからって気持ちで書いています。多くを学ぼうとしても難しいのと同様に多くのことを伝えすぎないってことも大事かなと。
脳は一度に多くの情報を保持できない。インプットする内容は3つにフォーカス
本を読んで、すぐに得られる効果もたくさんあります。しかし、読んだ直後は、ただ「知っている」だけ。その内容が、自然に行動できるまでに落とし込まれてはいないのです。
インプットの効果はずっと後になって身を成す、ということですね。「ただ知ってる」と「無意識に行動できる」は意味合いが違います。何かを学んだら、その知識で行動が変わることが重要ですよね。この情報社会でknow-howコレクターになる必要はないかと。だってググれば一発なので。
モチベに変える
何かをインプットして、その得た知識が将来の自分に活かされる、そう思うと何かを学ぶモチベって高まりませんか?だって、学べば学ぶほど自分が成長するってことだから。すぐに効果は実感できなくても、将来に役立つ。そのことを知ってるだけで、僕は何かを学ぶ足を止めないと思います。
学びの成果を焦らない。インプットは将来役に立つもの
インプット大全のまとめ
これまでインプット大全の学んだことやおすすめポイントを中心にお伝えしてきました。ここで内容をまとめておきます。
- インプットをする時は「AZ」。アウトプットしないと記憶に残らない。
- むやみにインプットしても忘れる。「目的」と「方向性」を定めインプットする
- 学んで効果が得られるのは後から。学習の成果を焦らない。
- インプットした後には思い出す。「想起練習」がその内容を記憶に留める
- 脳のセンサーは多くには働かない。インプットする内容は3つまで。
本書ではこの記事ではお伝えしきれていない多くの面白い内容が盛り込まれています。少ない時間で学びの効率を引き上げる、そんな方法が脳科学に裏付けられて語られています。一読することで、あなたのインプット生産性は爆上がり間違いなし。本書が気になった方はぜひ手に取ってみてくださいね。