読書が全然出来なくてツラい
本を読んだらアウトプットっていうけど…
何か読書のコツが知りたい!
本記事は読書が苦手な人に向けて書いております。確かにせっかく読書をしても全然読めないって時ありますよね。
ですが、そんな悩みを解決してくれる本を今回ご紹介いたします。その本はOUTPUT読書術です。
著者は書評YouTuberのアバタローさんであり、以下のようなプロフィールをお持ちの方です。
- 書評YouTuber
- 某外資系企業で管理職
- YouTube本格稼働から一年で登録者15万に突破
- 昔はほとんど読書をしなかった
- ドン底状態から読書を経て回復
そんな著者が「読書術」を伝えてくれる、そんな一冊となっております。
本記事ではそんな本書の要点やおすすめポイントをお伝えさせていただければと思います。
OUTPUT読書術はこんな内容(要約)
読書によって、人は自己肯定感を高め、人生を好転させることができる
読書が自己肯定感を高める
先に本書の結論を僕なりにお伝えします。
読書を通じて人は自己肯定感を高めることが可能。読書ログが小さな成功体験を積み重ね、自発的に本に触れることで自己決定感が育まれる。
そんな本書の要点は以下のようになります。
それぞれ順番に解説していきます。
要点❶:読書によって自己肯定感は高められる
これが著者が一番本書で伝えたいメッセージだとしています。
著者は人生のどん底状態であったにも関わらず、読書を通じて人生を好転させました。
- 常に兄と比較され続ける
- 学生時代には酷いいじめに遭う
- 社会人では上司のパワハラによりうつ病を発症
自己肯定感とは人生において幸せに生きるために重要な要素。読書には自己肯定感を高める働きがあるというのです。
要点❷:読書ログにより成功体験が積まれる
本書では自分が本を読んだという証を残すために「読書ログ」を記すことを推奨しています。
自己肯定感を高める重要な要素に「自己効力感」がありますが簡単にいうと「自分ならできる」といった感覚だそうです。
読書ログをつけることで
自分でもこんなに本を読めたんだ
大分読むペースが早くなったな
このような小さな成功体験により自己決定感が高まり、結果、自己肯定感も育まれるそうです。
でもどうやればいいの?
本書では以下のことを記録することを紹介しています。
要点❸:付箋を使い自己決定感を育む
また、本書では別のテクニックとして「付箋の使用」を推奨しています。自分にとって重要だと感じる箇所に付箋を貼る、といったやり方です。
このように「自分にとって大事な情報」を見極めながら読んでいくことで「自己決定感」が育まれるそうです。この「自己決定感」も「自己肯定感」を高める重要な要素となるようです。
具体的な付箋の使用方法は以下のとおり。
- 自分が大事だと思った箇所に付箋を貼る
- 付箋の上限枚数を設定する。情報の整理が困難になるため
- 「これは自分にとって重要か?」と問い続ける
OUTPUT読書術のおすすめポイント
OUTPUT読書術を読み、僕自身が学んだおすすめポイントは以下の通りです。
- 本の内容をOUTPUTする
- 著者の表現を盗む
- 情報の三大栄養素を意識する
それぞれ順番に解説していきます。
本の内容をOUTPUTする
タイトルにもあるように、本書では読書とOUTPUTをセットで行うことを勧めています。OUTPUTには多くの効果があるからです。
でもどうやってOUTPUTするの?
本書では次のようなOUTPUTを紹介しています。
INPUT完結型人間
まったくOUTPUTすることのないINPUT完結型人間でした。本の内容を人に話すことも
知識をひけらかしてるみたいでカッコわりー
そんな風に思ってましたね(笑)
OUTPUTが読書の一部に
まだINPUTの割合の方が大きいですが、こんな感じで結構OUTPUTもするようになりましたね。
- 妻に本の内容を話す
- ブログで読んだ本を紹介する
- 日記に学んだことを思い出して書き出す
変わったなと感じることはやっぱり本の内容が記憶できるようになったことかなと思います。大分忘れないようになりました。おかげで読書時間に充実感を感じるようになり、読書へのモチベも大分上がりました。
ちなみにOUTPUTの重要性は以前ご紹介した「読んだら忘れない読書術」でも書かれています。
表現力をINPUTする
本書では読書からINPUTすべき情報として「著者の表現力」を紹介しています。
表現力を吸収する方法として、おすすめされているのが一流の文学作品を読むことだそうです。特に言語表現に注目して読むといいみたいですね。
文章がすすまない
1年位前からラジオ配信を始めて、原稿を書いたりしてましたが、全然書き進めることができませんでした。知識や語彙力が不十分だったのもそうですが、やっぱり表現力がほとんどなかったのも原因だったと思います。
ブログを書くのもスムーズに
読書を始めてから大体1年くらい経ちましたが、大分「書く」ことに対しての苦手意識はなくなりました。
直接的な実感は少し乏しいですが、やはり文章に触れた分、潜在的にも表現力が培われたのかなと思います。
昔は何千文字も書くなんて自分にはあり得ないと思ってましたが、今では普通に文字数かけちゃってます。全部が読書の効果ってわけではないと思いますが、多種多様な表現力が身についたと自負しています。
情報の三大栄養素を意識する
これはどういうことかというと、読書から得られる情報は「ノウハウ」「事実」「思想」の3種類に分けることができるというものです。
- ノウハウ:物事の生産性を高めるための方法
- 事実:実際にあったことなど誰がみても同じように捉えられる対象
- 思想:人生や社会に対するものの見方・考え方
どのような本にも比率は違えど、これら3種類の情報が含まれています。この情報の三大栄養素を意識しバランスよく摂取することを本書ではすすめています。
ノウハウコレクターだった
かつて自分は本からは「ノウハウ」だけを追い求めている節がありました。でもこの情報社会でノウハウだけを追い求めるのってナンセンスだなって感じました。だって大体ググれば解決するので。
本とは体系的な知識を求めるもの。「ノウハウ」をささえる「事実」や著者の「思想」があってこそ体系的に学べることが可能なんだなって気づきました。
OUTPUT読書術まとめ
これまでOUTPUT読書術の学んだことやおすすめポイントを中心にお伝えしてきました。ここで内容をまとめておきます。
- 読書には自己肯定感を高める効果がある
- 読書ログをつけることで成功体験が積まれていく
- 付箋を使い気になる箇所にマークすることで自己決定感が培われていく
- OUTPUTすることでコミュ力・論理的思考力・表現力が身に付く
- 本から著者の表現力を吸収する
- 情報の三大栄養素を意識しバランスよく摂取する
本は読んだら終了、って感じの人が大半だと思います。自分もそうでした。
しかしOUTPUTすることには多くのメリットがあります。周りと差をつけるためにも、本の効果を最大に活かすOUTPUTを実践することは非常におすすめです。
本記事があなたの読書ライフに少しでも役立てば幸いです。また、本書には今回お伝えできていないことがギッシリと詰まってますので、気になった方は是非手に取ってみてくださいね。