どうやって本を読んだらいいか分からない。読んでも全然覚えてないよ…読書にコツってあるの?
本記事は読書に苦手意識を持ってる方に向けて書いております。
確かにせっかく本を読んでも、何が書いてあったか覚えてない、そんなことありますよね。
ですが、そんな悩みを解決してくれる本を今回ご紹介いたします。
その本は「東大読書」です。
著者は東大生(執筆時点)の西岡壱誠さんであり、以下のようなプロフィールをお持ちの方です。
- 東京大学3年生(執筆時点)
- 高校の時の偏差値は35
- 昔は漫画やライトノベルしか読んでなかった
- 大学受験も不合格が続き二浪した
- 読書の仕方を変えたことで東大に合格した
そんな著者が「東大受験に合格した読書法」を伝えてくれる、そんな一冊となっております。
- 頭が良くなるための読書の仕方がわかる
- 読書の読解力が高まる
- 本の内容を記憶に留めておける
- 本を選ぶスキルが身につく
本記事ではそんな本書の要点やおすすめポイントをお伝えさせていただければと思います。
「東大読書」はこんな内容(要約)
実は「地頭」は、本の読み方を変えるだけで鍛えられるものなのです。
自発的に読めば頭は良くなる
まず、本書の結論を僕なりにお伝えします。
頭がよくなりたければ「読書」をするべき。論理的に理解したり多面的に物事をみるといった、頭の良さに必要なスキルが身につくから。そのためには「自発的」に本に向かう必要がある。
そんな本書の要点は以下のようになります。それぞれ順番に解説していきます。
- 要点❶:東大生はみな自発的に本を読んでいる
- 要点❷:東大読書の方法と鍛えられる力
- 要点❸:読書は準備が9割
要点❶:東大生はみな自発的に本を読んでいる
偏差値35だった僕でもできた本の読み方です。
本書の著者は、大学受験に二浪していたところ、本の読み方を変えたことで「地頭力」が必要である東京大学に合格しました。
その本の読み方とは「自発的に読む」ということです。
東大生は基本的に受け身を嫌い、能動的に読書をしていたそうです。
頭が良くなる読書の秘訣は「自発的に読む」
要点❷:東大読書の方法と鍛えられる力
東大読書の方法は大きく5つに分けることができ、それぞれによって鍛えられる力があります。
- 装丁読み:表紙や帯から本の内容を予測する。読解力が鍛えられる。
- 取材読み:常に質問を前提に本を読む。論理的思考力が鍛えられる。
- 整理読み:都度、本の内容を要約する。要約力が鍛えられる。
- 検証読み:複数の本を同時に読む。客観的思考力が鍛えられる。
- 議論読み:本を読み終わったらアウトプットする。応用力が鍛えられる。
東大読書では5つの力が鍛えられる
要点❸:読書は準備が9割(仮説作り)
本を読む上でめちゃくちゃ重要なこと。それは読む前に「準備」をすることです。
本書では事前準備の手段として「装丁読み」を紹介していますが、これを簡単にいうと、表紙や帯・目次から本の内容を予習しましょうということです。
- 東大生はみな読書の事前準備を怠らない
- 事前に内容を把握していればスムーズに読める
- 表紙や帯は、その本を表す端的な表現で作られている
装丁読みの手順は以下の通りです。
- 表紙や帯・著者プロフィールをしっかり確認する
- 「この本からこんなことが知れそう!」そんな情報を付箋に書き留める
付箋に書き残しておくのがコツみたいです。
せっかく事前準備をしても、その内容を読んでる最中に忘れてしまっては意味ないですからね。
読書の前に「装丁読み」で事前準備を!
「東大読書」おすすめポイント
東大読書を読んで、僕が学んだおすすめポイントは次の通りです。
それぞれ順番に解説していきます。
- 表紙・帯・目次を読み込む
- 本は魚である
- 読書のマイテーマ
表紙・帯・目次を読み込む
前述したように、本には事前準備が重要でその方法として「装丁読み」といったテクニックがあります。
これは表紙や帯からその本の内容を予測するといった方法ですが、事前にその本について知った状態になるのでスムーズに読めるようになります。
最初から読み始め途中で挫折
読書始めたての頃は、表紙を吟味することなく最初から丁寧に読み始めてました。
読むこと自体が作業になり、全然読書のモチベを維持できませんでした(笑)
あと、買ったのに読んでみたら「全然思ってた内容と違う」そんなことも多かったです。
iPhoneにメモしてから読書開始
表紙と帯だけに5分くらい時間をかけるようになりました。
本書では表紙や帯からの仮説を付箋に書き留めることを推奨してますが、僕はiPhoneのメモに残しています。
具体的にはこんな感じのテンプレートを使ってます。
やっぱり事前準備してるとどんどん読み進められますね。
自分が欲しいと思う情報にマイセンサーが敏感になるので。
本は魚である
どういうこっちゃ、って感じですが、本書では文章構造を理解したり要約する時のコツとして紹介しています。
読書をするときは、その本の本質を見失わないためにも「骨」を見つけることが重要だと著者は言います。
「これってなんの本だっけ?」
本を読んでるとこうなることよくありませんか?
本を読む目的を見失ったり、著者が何を言いたいのかが分からなくなってしまうこと、しょっちゅうでした。
「あ、ここが骨の部分か」
まずは著者の主張は何か、それを探して読むようになりました。
主張が見つかると、不思議と読書に対して前のめりになってることに気付きます。
また、「骨」と「身」の分離ができることで読書スピードも上がりました。
自分が気になる箇所に焦点を当て読むようになり、不要だと感じる箇所は読まなくなったからです。
読書のマイテーマ
選書の手段として、「今年のマイテーマ」を決めることを本書はおすすめしています。
本書には「検証読み」というテクニックを紹介してますが、これは同じ分野の本を同時に読み、多面的に捉える力を身につけるといった方法です。
マイテーマを決めることで、自然と同じ分野の本を読むことになるので、この検証読みが実行できるわけです。
とりあえず見たことある本を選ぶ
電車の広告やネット、YouTubeなどでとりあえず見たことのある本を選ぶようにしてました。
そうなると選ぶ本のジャンルは色々になっちゃいますよね。
色々な分野に一気に触れるとインプットの整理が追いつかないんですよね。
要は「読んでてもあまり身にならなかった」ってことです。
今のテーマは「読書法」
ある程度、分野を絞って読むようになりました。
今は「読書術」をテーマに本を読んでます。
読んでるとそう感じる場面が多いです。
繰り返しその情報に触れる、また感情を伴ってインプットするので大分その内容が記憶に留まります。
多面的に物事を捉える力も身につくと同時に、より記憶に残る読書ができるようになったと感じています。
「マイテーマ」を決めることで、多面的に物事を捉えられ、より記憶に残す読書が実践できる
「東大読書」まとめ
これまで東大読書の要点や学んだことを中心にお伝えしてきました。
ここで内容をまとめておきます。
- 読書は自発的に読むことで「地頭力」が鍛えられる
- 「装丁読み」で表紙や帯・目次から本の内容を予測し、読書前の事前準備をする
- その本における「主張」を見つけることで、読み進めやすくなる
- 同じ分野の本を同時に読み、多面的に物事を捉える力を身につける。
本記事があなたの読書ライフに少しでも役立てば幸いです。
また、本書には今回お伝えできていないことがギッシリと詰まってます。
「取材読み」「整理読み」「議論読み」と言った読書テクニックはあなたの読書の質を上げること間違いなしです。
また、本の選び方や著者おすすめの本紹介もあり、非常に参考になります。気
になった方は是非一読することをおすすめします。