「運動したくても時間がない。。。」そんな方に朗報があります。短時間でできるも関わらずその効果はMCT(moderate-intensity continuous training:有酸素運動)よりも優れている、そんな運動が「HIIT」です。今回、HIITがもたらす効果をお伝えしようと思います。
そもそもHIITって?
HIITとはHigh Intensity Interval Trainingの略で高強度インターバルトレーニングのことです。実際には、オールアウトするくらい全力で動いた後、短時間の休憩を挟む。これを何回か繰り返します。自転車やダッシュなど、運動の種類はなんでもいいそうです。従来の運動法よりも短時間で行えるのが長所ですね。
MCTと同じレベルでCRF向上
アントワープ大学の研究をみてみましょう。対象者は最大負荷の90〜95%でHIITを行うグループと、最大負荷の70〜75%でMCT(有酸素運動)を行うグループに分けられました。エアロバイクを用いて12週間の運動を行った結果、どちらも約20%のCRF(心肺機能)向上を認めました。
肥満や炎症の改善
こちらの研究でも12週間のHIITとMCTを行なっています。両グループともCRF向上を認めましたが、HIITの方が効果が大きかったそうです。またHIITのグループのみが肥満度の減少、血糖値の安定、炎症の軽減に至ったそうです。
骨格筋機能も良くする
ノルウェー大学による、メタボの人を対象にした研究です。HIITのグループとMCTのグループに分けられてますが、こちらは16週間運動を実施しています。どちらとも同等のレベルで血圧・体重・体脂肪の改善に対して効果が認められたそうです。しかし、HIITの方がCRF(心肺機能)・骨格筋機能・血糖値に対しては効果的だったようです。
まとめ
HIITはMCTと同等ないしそれ以上の効果を秘めているようです。短時間で行えるのが魅力なので、時間がない人は試してみる価値アリかもです。もちろん運動の好みは人それぞれ。ランニングや水泳などが好きな人は、有酸素運動をやるのもよし。大事なのは楽しく身体を動かすことだと思います。今回はHIITの効果についてお話ししました。