学生の時は塾とか予備校があったけど。社会人になって「学ぶこと」のやり方がわからん…
独学に関する全てを網羅しているといっても過言ではない本を持ってきたで!
より効率的に自己研鑽に励みたい人にオススメなのが『独学大全――絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』です!
『アイデア大全』『問題解決大全』といったロングセラーの著者である読書猿大先生による『独学の効率を最大化する圧倒的メソッド』を伝授してくれるのが本書になります!
そんな本書における個人的によかった名言は以下の通り。
- 名言❶:“2ミニッツ・スターターはシンプルすぎると思うほど、たわいもない技法だが、その効果は絶大である。”
- 名言❷:“悪循環に対する逆説的介入は、まるで敵の力を利用して敵を投げる柔術のように、問題を維持させる力を利用して問題を解決しようとする(悪循環を抜け出そうとする)。”
- 名言❸:“学ぶことは長期にわたるものであり、その成功ないし目標達成には、習慣化は避けて通れない。”
- 名言❹:“不要なものを読まないことは、最も高度で効果が高い速読の方法である。”
- 名言❺:“むしろトレーニングに近いものであり、習慣とすることで自分の読み方と読書スキルを再構築するためのものである。”
- 名言❻:“テキストを読み、気になるところに線を引き、線を引いた箇所について考え、コメントを残すことは、およそあらゆる思考術に共通する基盤とも言うべき作業であるからだ。”
それぞれ順番に深掘りしていきます!では行きますかっ!
❶着手するための「2ミニッツ・スターター」
“2ミニッツ・スターターはシンプルすぎると思うほど、たわいもない技法だが、その効果は絶大である。”
『第3章』より
着手するための「2ミニッツ・スターター」って話!
- 2分のタイマーをスタートし作業を始める
- タイマーがなったら、作業を続けるか、別の作業をするか、休憩するかを2秒で決める
ヒトは始めないと、面倒臭いと感じる理由ばかり考え始めます。
一度始めることで「未完」の状態を作れます。
脳は中途半端を嫌うので自然と作業へのモチベが高まります。
マリカーのスタートダッシュのように、「とりあえず2分!」が周りと差をつける!
着手するための2ミニッツ・スターター
「未完」の状態をヒトは嫌う
❷なぜか手をつけてしまう「逆説プラニング」
“悪循環に対する逆説的介入は、まるで敵の力を利用して敵を投げる柔術のように、問題を維持させる力を利用して問題を解決しようとする(悪循環を抜け出そうとする)。”
『第5章』より
なぜか手をつけてしまう「逆説プラニング」って話!
- ちょいとキツめの目標を設定する
- その目標を最小単位にし、否定形の形にする
たとえば「毎日本を200ページ読む」→「毎日本を1ページ読む」→「毎日本を1ページ読まない」といった感じ。
見るなと言われたら見たくなる、押すなと言われたら押したくなる心理を活かしたテクニックですね。
目標を達成しろと言われたら目標を失敗したくなるってこと。
人間の天の邪鬼の一面を逆手に取った「逆説プラニング」でやってしまう!
なぜか手をつけてしまう「逆説プラニング」
するなと言われるとやりたくなるのがヒト
❸やるクセを身につける「習慣レバレッジ」
“学ぶことは長期にわたるものであり、その成功ないし目標達成には、習慣化は避けて通れない。”
『第5章』より
やるクセを身につける「習慣レバレッジ」って話!
- 普段行なっている習慣を選ぶ
- その習慣の直前か直後に、新たに身につけたい習慣を行う
「プレマックの原理」によって、既存の習慣と新しい習慣が結びつき、自然と行えるようになります。
これ結構効果を実感してて、「通勤電車×読書」「ジム×耳学」が定着しました。
筋トレ後の喉カラカラの時に目の前のプロテインを飲むなってくらい、ゼロから習慣化するのは難しい!
やるクセを身につける「習慣レバレッジ」
「プレマックの原理」により既存の習慣と新しい習慣が紐ずく
❹読書のスピードを上げる「問読」
“不要なものを読まないことは、最も高度で効果が高い速読の方法である。”
『第12章』より
読書のスピードを上げる「問読」って話!
- タイトルや見出しから、自分で問題を作る
- 作った問題の答えとなる箇所を探し読む
たとえば今読んでるところの見出しは「文献と対話する問読」なので
- 問読とは何か?
- 問読にはどんなメリットがあるか?
- 問読はどういう時に使うべきか?
みたいな感じですね。
そしてその答えとなる箇所を読み進めるってこと。
読書に主体的になるから理解度が増すのと、部分的に読むからスピードが速くなるってメリットがあります。
満員電車で独り言はだいぶ痛いけど、読書では自問自答が効率を上げる!
読書のスピードを上げる「問読」
理解度が増し、速く読める
❺読書スキルが高まる「限読」
“むしろトレーニングに近いものであり、習慣とすることで自分の読み方と読書スキルを再構築するためのものである。”
『第12章』より
読書スキルが高まる「限読」って話!
制限時間を決めてそれ以内に読むってこと。
制限時間が習慣化されると、限られた時間で最大のリターンを得るように読めるようになっていくと本書はいいます。
僕は30分の通勤電車でこれを実践してますが、読書効率が上がったと実感しちゃってます。
タイムリミットが尻に火をつけて、ポテンシャルを引き出す!
読書スキルが高まる「限読」が奪われる
制限時間がポテンシャルを引き出す
❻思考力を高める「刻読」
“テキストを読み、気になるところに線を引き、線を引いた箇所について考え、コメントを残すことは、およそあらゆる思考術に共通する基盤とも言うべき作業であるからだ。”
『第12章』より
思考力を高める「刻読」って話!
- ざっと本全体を読む
- 気になる箇所をアンダーラインしながら本文を読む
- マーカーを引いた箇所を見返し、コメントを残す
本来ヒトは集中できない生き物だけど、この「しるし」をつける作業が、読書から逸脱するのを予防します。
また、自分の言葉でコメントを残すことは、書評・レポート作成など全てのアウトプットの基盤にもなり、思考のトレーニングにもなるとか。
僕は本はキレイで新品を保ちたい主義でしたが、そのこだわりをぶち破り、書き込むようになってから、読書の効率が上がったと自負しちゃってます(笑)
恩人への寄せ書きに書き込むように、本にも思いを書き込める!
思考力を高める「刻読」
自らの言葉で書き込むことは「考えること」
『独学大全――絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』のまとめ
『独学の効率を最大化する圧倒的メソッド』を伝授してくれるのが本書になります!
より効率的に自己研鑽に励みたい人はぜひ本書を手に取ってみるべしっ!