またたくさん買い物をしてきちゃった。
部屋の中が、モノで溢れかえっていく一方や。
でも捨てなきゃって思うけど全然捨てられない。
ちきしょー!!!
たしかに、モノを減らさなきゃって思いつつも全然捨てられないって時多いですよね。
ですが、そんな悩みを解決してくれる本を今回ご紹介いたします。
その本は「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」です。
著者は作家・編集者である佐々木典士さんであり、以下のようなプロフィールをお持ちの方です。
- かつては、モノが捨てられずモノに囲まれて生活していた、汚部屋出身
- モノを持ってるのに上手く活用できない、そんな経験もありミニマリストとなる
- ミニマリストについての発信をする「ミニマル&イズム less is futuer」を解説
そんな著者が圧倒的モノを減らす技術・ミニマリストの魅力を伝えてくれる、そんな一冊となっております。
- ミニマリズムの良さを理解できる
- モノが増えてしまう理由が分かる
- 捨てる技術が身につく
本記事ではそんな本書の要点やおすすめの名言をお伝えしていきます!
「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」はこんな内容(要約)
モノを少なくすることは「目的」ではない。
ミニマリズムはそれぞれが違う大事なものを見つけるための「手段」。
早速、僕なりの本書の結論をお伝えしようとおもいます。
ミニマリストは本当に大事なモノにフォーカスするための手段
モノが過多になったのは、ヒトが他人に認められたい社会の中の生き物だから
モノは手っ取り早く人へ価値を伝えられる
そんな本書の要点は以下のようになります。
それぞれ順番に解説していきます。
- 要点❶:ミニマリストは本当に大事なモノにフォーカスするための手段
- 要点❷:モノは価値を伝えるための手っ取り早い手段
- 要点❸:「性格」ではなく「技術」によってモノは減る
要点❶:ミニマリストは本当に大事なモノにフォーカスするための手段
最近、ミニマリストって流行ってると思うんですけど、何であえてモノを減らすんですかね?
「単純にミニマリストになりたい?」
違う違う。
「モノを減らした方がスッキリするから?」
それも違う。
ミニマリストになるってことは、「本当に大事なモノにフォーカスする」ってことなんです。
僕たちにの時間やエネルギーは限られています。
たくさんのものを保持して、その全てを心から大切にできますか?
もらったけど全く着れてない衣服、押入れの奥底にある寄せ書き、ホコリを被ったもらった置物。
とても、「大切にしている!」って言える状態じゃないですよね?
モノを減らすということは大事なモノにフォーカスするということ。
ミニマリストは「目的」ではなくて「手段」だと著者はいいます。
モノはあるだけで時間やエネルギーが消費されていく。
ミニマリストは本当に大事なモノにフォーカスするための手段
要点❷:モノは価値を伝えるための手っ取り早い手段
でも大抵の人がモノは増える一方だと思うんだけどそれはなんで?
それは、モノが価値を伝えるための手っ取り早い手段だからだよ!
ヒトは古来から群れの中で生活してきた生き物。
そんな僕たちには「自分の価値を他者に認識して欲しい」そんな欲求があるようです。
外見は大きな変化を起こせるものではないし、内面は他者に伝えるには困難。
そんな時こそ、価値を代弁するためにモノが出てきます。
高い服や装飾品を身に纏うのは、他者から「すごい」「かっこいい」そう思われたい気持ちがあるんじゃないでしょうか?
ヒトは社会の中で生きるもの、自分の価値を認識する必要がある。
モノは価値を伝えるための手っ取り早い手段。
要点❸:「性格」ではなく「技術」によってモノは減る
でもどうやったらモノを減らすことができるの?
なかなか捨てられないよ?
「複数ある」「一年使ってない」「必要ない」これらのモノは捨てちゃってOK!
本書によるとミニマリストになるのに必要なのは「技術」だといいます。
モノを捨てていくわけですが、次の基準で判断してみるといいですね。
複数あるモノ
用途にあったモノは1つで十分
場所わけが必要なければ捨ててもOK
一年使っていないモノ
それは今後も使わずとも不便のないモノ
今はレンタルサービスもあるから非常用でもなくて大丈夫
必要ないモノ
「使うモノ」と「使えるモノ」は意味合いが違う
必要のないモノは捨てても平気
「性格」ではなく「技術」によってモノは減る。
捨てる基準は「複数ある」「一年使ってない」「必要ない」
「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」オススメの名言
「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」を読み、僕自身が学んだオススメの名言は以下の通りです。
それぞれ順番に解説していきます。
名言❶:モノを捨てることと、モノにまつわる思い出を捨てることはまったく別のこと。
うーん、この言葉には考えさせられましたね。
以前までは、モノを保管しておくことが「大事にする」ことだと考えてました。
けど、違うんですよね。
だって、例えば、自分が仲のいい人に服のプレゼントをしたとします。
「押し入れの中でキレイに保管されている」よりも「ボロボロになるくらいまで着回してくれている」方がよっぽど嬉しくないですか?
僕の大好きな10-FEETの「風」という曲にこんな歌詞があります。
最初から真っ白のあの白と
消しゴムの跡だらけの白じゃあ
キタナイ白の方がイカすのさ
10ーFEET「風」
モノは「使ってこそ」輝きます。
僕は基本的にもらったモノを使うようにしています。
「大事に使う」ことこそがプレゼントしてくれた人が喜ぶと思うからです。
でも、「もらったモノが多くなって、使い切れなくなった」そんな時には保管するのではなくて、手放すようにしています。
名言❷:モノを捨てるとき、誰もが一流のクリエイターになりがちだ。
うーむ、これは共感。
捨てる時って妙に、いろんなアイデアが浮かんできませんか?
「このお菓子の箱はかわいいし、くすり箱にでもつかうか!」
「この水筒はおしゃれだから花瓶に使えるかも♪」
で、結局捨てられないんですよねー・・・
この想像力が仕事にも欲しいものです(笑)
でもモノを減らすために大事なのは「使える」じゃなくて「使う」モノを取っておくこと。
捨てる時は妙にアイデアマンになっちゃうけど、馬頑張って捨てるようにしてみます。
名言❸:プレゼントされたモノを手放す。亡くなった人のモノを手放す。使いきれずもったいないモノを手放す。そんなときに忘れてはいけないのは感謝の気持ちだと思う。
これ本当に大事。
「インプット」の後の「アウトプット」くらい大事。
「捨てる時」には「感謝」です。
僕はミニマリストになれてないけど、モノを捨てる時に「感謝」だけは実践してます。
なんでかっていうというと、感謝することでちゃんと記憶に残るから。
「ありがとう」を言って、そのモノにまつわる思い出とか、色々思い出すんですよ。
そして、その思い出とかを自分の中に深くインプットするんです。
大事なのはただとっておくことじゃなくて、そのモノにまつわる思い出とかだと思う。
そのために、モノを捨てる時には「感謝」を忘れずに実践していきたいですね。
「ぼくたちに、モノはもう必要ない。」のまとめ
これまで「ぼくたちに、モノはもう必要ない。」の学んだことやオススメの名言を中心にお伝えしてきました。
ここで内容をまとめておきます。
- ミニマリストは本当に大事なモノにフォーカスするための手段
- モノは価値を伝えるための手っ取り早い手段。
- 「性格」ではなく「技術」によってモノは減る。
- モノはつかってこそなんぼ
- 捨てる時にはなぜか想像力が爆上がり
- 捨てる時には絶対「感謝」
今回、お伝えしきれてないですが、本書にはモノを減らすための方法がたくさん書いてあります。
その数なんと55+15の計70個!
なかなかモノを捨てることができない人でも、これだけの方法があれば大丈夫。
自分にしっくり方法がみつかって、確実にモノを減らすことができるようにやります。
かつて、汚部屋出身の著者だからこそ、モノが捨てられない気持ちを知った上で、ミニマリスト実践の方法を伝えてくれてます。
本書が気になった方はぜひ手に取ってみてくださいね。