頑張っても周りのできるやつとは差が開くばかり・・・
もうこんなん才能の問題だから頑張っても無駄な希ガス
そんなことないで!これ読んでみーな!
あなたの地頭を底上げしてくれる一冊、それが「頭のいい人の脳の使い方」です!
著者の小田全宏大先生は30年以上も多くの企業などに講演を行なっている偉大な方ですが、高校生の頃は大学進学の危機に瀕するほど成績が良くなかったとか。
ですが、記憶力に関する本をもとに勉強法を変えたことで成績の飛躍につながりあの東大に入学するまでに至ったそうです。
頭のよさは才能ではなく勉強法にあると体感した、そんな著者が圧倒的、脳の力を高める方法を伝授してくれるのが本書になります!
本記事ではそんな本書の要点やおすすめの名言をお伝えさせていただければと思います。
では行きますかっ!
「頭がいい人の脳の使い方」はこんな内容(要約)
つまり、頭のいい人は、脳の使い方が上手なのです。
『はじめに』より
本書の要点は以下のようになります。
それぞれ順番に解説していきます。
- 要点❶:直後に復習する
- 要点❷:アイビー・リー・メソッド
- 要点❸:小さな成功体験を積む
要点❶:直後に復習する
勉強したら復習って超大事ですよね。
筋トレの後のプロテインくらい重要。
エビングハウスの忘却曲線っていうのがあるんですが、これは時間経過と記憶率の関係性を示したモノです。
これによると、人間は覚えたものをすぐに忘れるようにできているということが分かります。
ただ、学習の回数を重ねるごとに、情報の忘却率が減っていくことが分かっています。
要は復習するほど忘れにくくなるってこと。
じゃあ、いつ復習すればいいんよ!?
とりあえず勉強した直後は必須やな
著者によると、学習した直後の復習は欠かせないとのこと。
このタイミングで復習しないと、「分からないこと」が明確にならないからだそうです。
他は基本的にいつでもOKなようです。
直後に復習する
一度学んだだけでは大体忘れる
要点❷:アイビー・リー・メソッド
より集中するためには「アイビー・リー・メソッド」が非常にオススメ。
- 今日やるべきことを6つ決める
- 実行する優先順位を決める
- 順番にやるべきことを実行していく
- 1つのタスクが完了するまで次のタスクには移行してはいけない
- 今日のうちに達成できなくても割り切る
- 明日やるべきことを6つ挙げる
この方法の長所はマルチタスクを避けることができること。
人間の脳って器用なようで不器用だから、一つのことにしか集中できません。
また、タスクを切り替える時には「スイッチング・コスト」といって結構なエネルギーや酋長力が消耗します。
一つのことをやり切るまで次のタスクに移行しないルールである、「アイビー・リー・メソッド」はマルチタスクを避け、集中して取り組むことを可能にします。
アイビー・リー・メソッドでマルチタスクを避ける
人は複数のことに集中できない
要点❸:小さな成功体験を積む
小さな成功体験をすることは、ブレイクスルー(突破)により「快情動」を感じることができます。
今までできなかったことができるようになると、「ブレイクスルー(突破)」という意識を持ち、本来持っていた「自信」が復活し、脳力が活発にうごきだす
『第5章』より
著者がいうに、自信を持つことは、自身のスキルを発揮する上で非常に重要。
つまり、成功体験を重ねることでどんどん頭がよくなっていくということ。
学習をする上で成功体験を感じるためには、適度な到達難易度の目標を設定したりするといいですね。
あとは、しっかりと学習をフィードバックして、「できた!」ということに対し目を向けるということも重要です。
小さな成功体験を積む
ブレイクスルーによって自信が芽吹く
「頭のいい人の脳の使い方」オススメの名言
「頭のいい人の脳の使い方」を読み、僕自身が学んだオススメの名言は以下の通りです。
それぞれ順番に解説していきます。
名言❶:この「理解なき暗記」は非常に脳に負担をかけます。『第3章』より
要は丸暗記を避けて、きちんと「腹落ち」するようにしてから覚えようってこと。
本書で例えに出されているのが「数学の公式」
公式をただ丸暗記しても応用ができないから、基礎的な問題しか解けませんよね。
「どうしてこうなるのか?(why)」を理解した上で覚えることによってその知識が役立つようになります。
僕は医療系の資格を持ってるんですけど、その国家試験が選択式だったんですよね。
しかも大体が、過去問と同じ内容だったんです。
僕は過去問における問題の選択肢を丸暗記して合格したんですが、全然その知識が現場で活きてこなかったことをよく覚えてます。
理解して記憶する
ただ暗記しても、その内容は応用が効かない
名言❷:集中力を高めるには、ウィルパワーを上手に活用することです。 『第4章』より
ウィルパワーって何やねん?
意思力のことだね!
「超ライフハック」にも出てきましたね。(記事はこちら)
ウィルパワーとは意思力のことで、何かを決断したり選択したりすると消耗していきます。
ドラクエのMPみたいなイメージです。
何かに集中して取り組むためにはウィルパワーをうまく扱う必要があって、その方法は「ブドウ糖の摂取」と「習慣化すること」です
ブドウ糖、つまりグルコースは脳のエネルギー源。
集中力が切れた時に摂取するとウィルパワーが回復します。
僕の職場は間食NGなので、カフェオレとかで糖分を摂取するようにしています。
また習慣化には、判断や選択の機会が減ることにより、ウィルパワーの消耗をセーブすることが可能になります。
ウィルパワーを節約する
「ブドウ糖」と「習慣化」がカギ
名言❸:つまり、人から依頼されたり、指示を受けたりしたことであっても、自分がやりたいことに変えてしまえばいいのです。『第4章』より
何か行動を起こすきっかけには2種類あってそれは「主体的動機」と「受動的動機」です。
イメージ通りかとは思いますが、より集中力を発揮できるのは、自らやりたいと思って行う「主体的動機」の方です。
やりたくない事をやらなきゃいけない時もあるよ?
ゲーム感覚にしちゃいなよぅ
ホリエモンさんこと堀江貴文先生は収監されてる時、封筒貼りなどの単純作業をやらされていたようですが、それが苦痛だったみたいですね。
そこで「同じ時間でどれだけの数をこなせるか」と目標を設けてやってみたら、その作業に楽しみを覚えたそうです。
やらされたことも工夫次第で「主体的」に変えることはできますね!
主体的になる
望まない仕事も「やりたいこと」に工夫する
「頭がいい人の脳の使い方」のまとめ
これまで「頭がいい人の脳の使い方」の学んだことやオススメの名言を中心にお伝えしてきました。
ここで内容をまとめておきます。
- 直後に復習する
- アイビー・リー・メソッドでマルチタスクを避ける
- 小さな成功体験を積む
- 理解して記憶する
- ウィルパワーを節約する
- 主体的になる
本書には本記事ではお伝えできていない、あなたの「脳力」を高める方法がたくさん示されています。
『言葉を「イメージ化」する』『意識を乱すものを視界から遠ざける』『ルーティーンを作る』など、習慣化できそうなものからTRYしてみるといいですね。
インプット効率を爆上げしたい人には必見の一冊ですよ!