「人に能力の差はなし.あるのは,習慣の差」だけである.
習慣が10割(著者;吉井雅之)
こんにちは,ころねです.習慣化したいけど続かない,誰もが抱きがちな悩みだと思います.英会話,早起き,読書,資格勉強などなど,手につけたはいいものの毎度の三日坊主,そんな経験はございますでしょうか?今回のテーマは習慣化です.本記事を読むことで
- 習慣化できない理由がわかる
- 継続できるようになる
- なりたい自分に近づける
それでは早速結論から.
脳の仕組みを活かすことで習慣化することは容易になる。脳が嫌う行動は続けられない。
参考書籍
本記事は著者吉井雅之さんの習慣が10割という書籍を参考にしております.習慣化のメリット,方法,ケース別習慣化のコツなど習慣に関すいろはが網羅.何かが続かない人,続けたい人は必読の一冊です.https://www.amazon.co.jp/dp/B07HQ41FSN/ref=cm_sw_r_tw_dp_ARZ0DTG739HC3025VNGV
習慣化できない理由
習慣をつづけるために必要なのは,正しいことを無理に続けようとすることではありません.「正しいことを楽しむ努力」をすることです.
習慣が10割(著者;吉井雅之)
なぜ継続することができないのか?それは「脳」が楽しいと認識していないからです.「正しい」だけでは続かないんです.なので何かを習慣化したいときには,「楽しもうとする気持ち」が大切になります.
脳には「接近反応」「回避反応」とといった性質があります.インプットされた情報に対し,脳の扁桃体という部分が「快」と認識すれば,人はそれに近づこうとします.これが「接近反応」です.一方,「扁桃体」が「不快」と判断したものに対し人は避けようとしますが,これを「回避反応」といいます.言い換えると「接近反応」を示すものは習慣化できて,「回避反応」が生じるものは続かない,ということです.
ここで習慣化のポイントになるのが,環境設定です.習慣化したいこと,読書を例にすると,いつでもどこでも読書をしやすい環境にすることで習慣化しやすくなります.リビングやキッチン,寝室のすぐ手にとれるところに本を1冊置いておく,これにより読書に対する「回避反応」は起きにくく「接近反応」しやすくなります.
何かを継続したければ「脳が楽しい」と感じることが重要です.習慣化したいことに「接近反応」しやすく「回避反応」しにくい環境を作ることがポイントです.
なるべく小さく始める
何かを継続したければ,小さく始めることも重要です.例えば筋トレであれば腕立て一回,ブログなら一行だけ,読書だったら1ページだけ.「え?こんなんでいいの?」そう思うかもしれませんが全然OKです.できるだけ習慣化したいことのハードルを下げて,それを毎日こなす.そうすることで,「続けることができた」という小さな成功体験の積み重ねが自己肯定感を高めます.その行動に対して脳の扁桃体が「快」を示すので「接近反応」起こすようになります.
逆に何かに取り掛かるときに「完璧」を目指すのはNGです.目標を達成できる確率が下がり,「うまくいかなかった」という感覚が残りやすくなるから.そうなれば脳が「不快」を記憶しやすくなるので「回避反応」を起こしやすくなります.悪循環ですね.
習慣化したいことを始めるとき,なるだけハードルを下げることが重要になります.小さな成功体験により自己肯定感が高まっていくからです.
右脳の力を使う
最後に習慣化するために重要なことを一つ.それは「理想を強くイメージする」です.
人の脳は左脳と右脳に分けれますよね?左脳は論理性,右脳は感覚的なイメージを担っています.また時間軸に対しても役割分担されており,「過去」のことは左脳が,「未来」のことは右脳が担当しているんですよ.
人の脳には「過去」と「ネガティブ」を記憶しやすい性質があります.昔の失敗や挫折が左脳に負の力をもたらすので行動の妨げになりやすい,ということ.
行動を通して「なりたい自分を描くこと」これは右脳にポジティブな力を与え,左脳のネガティブな力に拮抗します.そうすることで行動へのモチベーションを高め,継続することが可能になっていくというわけです.
習慣化のためには脳の力を借りる必要があり,そのためには「理想を強くイメージする」ことが重要になってきます.
まとめ
- 続けられない理由は脳が楽しいと認識しないから。正しいことを頑張るより、まずは楽しむ。
- なるべく小さく始めることで、モチベーションは高まっていく。小さな成功体験を積めるから。
- なりたい自分を強くイメージすることでやる気が湧いてくる。右脳の力が左脳の力に拮抗するから。
今日はここまで,ありがとうございました.