面白い深夜番組やYouTubeをだらだら見てるとつい夜更かししてしまいますよね?でも皆さんご存知の通り睡眠不足は様々な健康上の被害をもたらします。本記事では睡眠不足がもたらす悪影響を説明したいと思います。
睡眠不足が肥満をもたらす
睡眠時間が短いことは肥満の原因となってしまうようです。睡眠と体重増加に関する研究があります。女性において、睡眠時間が1日5時間の人は7時間の人よりも体重が1.14kg増加したようです。また、将来体重が15kg増加するリスクが32%も高かったとも。(Sanjay R Patel:2006)
また、こどもを対象にした研究でも、睡眠時間が少ないほど、体重・ウエスト幅が高値であったと報告されています。(J-R Chaput:2006)
睡眠不足はレプチンの減少・グレリンの増加をもたらしてしまうようです。(Karine Spiegel et al.:2004)
レプチン・グレリンは食欲に関わるホルモンですが、睡眠不足によりこれらのバランスが乱れることで肥満となってしまうようです。
睡眠と運動不足
睡眠は日中の活動量にも影響を与えるようです。
Neeraj K Guputa(2002)らによる睡眠と身体活動に関する研究があります。11〜16歳の男女を対象にしていますが、この研究によると、睡眠障害が1時間増加するごとに日中の活動量が3%低下したようです。
また、高齢者を対象にした研究でも、日中の眠気が運動の頻度や身体機能の低下と関連していることを報告しています。
睡眠不足や質の悪い睡眠は疲労を引き起こし、日中の活動の妨げになってしまうかもしれません。まぁ普通に考えてもちゃんと寝れなきゃ動ける気はしませんよね。
まとめ
睡眠不足は肥満の原因になってしまいます。食欲に関するホルモンのバランスが乱れ、運動不足を引き起こしてしまうからです。ダイエットで身体を引き締めたい人は、食事・運動も大事ですがよく眠ることも重要ですね。
参考文献
https://cdnsciencepub.com/doi/10.1139/H07-130#ref54