【メンタル安定にはエクササイズ】運動によりBDNF・VEGFが増加する

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メンタルが不安定な人は？

抑うつ患者など、メンタルの不安定な人はBDNF濃度が低下しているそうです。BDNFとは脳由来神経栄養因子のことで、脳の成長には必要不可欠な物質です。また、脳の前頭前野や海馬という部位の萎縮によって抑うつ症状が生じてしまうようです。

運動をすることで5-TH3（セロトニン3受容体）活性化し、IGF-1（インスリン様成長因子）が増加します。その結果、BDNFが増加し、セロトニンなどの分泌が増えるため、メンタルの安定化につながるようです。

VEGFとは血管内皮増殖因子のことで、運動により分泌が増加します。このVEGFも脳の成長には不可欠だと言われるようになりました。

ある実験では、VEGFを遮断されたラットは脳の成長が確認されなかったようです。

運動によってVEGFが分泌され、脳神経が改善することでメンタルの安定にもつながるようです。

運動とうつ病に関する研究があります。この研究によると、毎週1時間以上運動をすることで、将来のうつ病のリスクが12％軽減すると報告されています。

また、日本の研究よると、1日の歩数やMVPA（中等度の身体活動）が抑うつ気分と相関しているそうです。

他にも筋トレがメンタルを安定させたという研究もありました。

運動をすることでセロトニン受容体を介し、BDNFが増加するため、メンタルの安定が期待できます。実際に普段の活動量が高い人はメンタルが安定しており、運動により抑うつが軽減したという報告もあります。ストレス社会の今こそ、運動習慣を身につけ、鋼のメンタルを保つ必要があるのではないでしょうか。