本を読んでも何書いてあったか忘れる。しっかりと身になる読書がしたい。そもそも本を読む時間がない。ちきしょー!!!
本記事は読書が苦手な人に向けて書いております。確かに時間をかけて読んでも、その内容を覚えてないって時多いですよね。
ですが、そんな悩みを解決してくれる本を今回ご紹介いたします。その本は「読んだら忘れない読書術」です。
著者は精神科医である樺沢紫苑さんであり、以下のようなプロフィールをお持ちの方です。
- 精神科医・作家
- ベストセラー「アウトプット大全」の著者
- Twitterフォロワー12万人
- メルマガ発行部数15万部
- YouTube動画を毎日更新
- 月20~30冊の読書を30年間継続
そんな著者が「とっておきの読書術」を伝えてくれる、そんな一冊となっております。
- 読んだ本の内容が定着する
- 読書時間を確保できる
- 自分のためになる本を選ぶことができる
- 本のアウトプット方法がわかる
- より効率のいい読書時間を過ごせる
本記事ではそんな本書の内容やおすすめポイントをお伝えさせていただければと思います。
「読んだら忘れない読書術」はこんな内容(要約)
覚えていない、つまり「記憶」に残っていないということは、それは「知識」としてあなたの中に定着していないということ、もっといってしまえば、その記憶は何の役にも立っていない、ということと同じなのです。
本書より引用
読んだ本の内容を忘れないために必要なことは「スキマ時間」の活用と「アウトプット」をすること。スキマ時間を使うことで、多くの時間を算出でき、より集中して読書ができます。また、アウトプットには、読書の内容を脳に必要だと認識させる働きがあります。
本書の要点は以下のようになります。それぞれ解説していきます。
- 要点❶:読書は記憶に残してこそ意味がある
- 要点❷:スキマ時間を活用する
- 要点❸:本を読んだらアウトプットする
要点❶:読書は記憶に残してこそ意味がある
本書によると、記憶に残らない読書は「自己満足読書」にすぎないとしています。読書を通して自己成長することが重要であり、そのためには読んだ本に対し感想や意見が言えるレベルまで理解しなくてはいけないとのことです。
ではどうやって本の内容を記憶に残すのか?それは「スキマ時間」を活用し、本の内容を「アウトプット」する、そんな読書方法を本書ではおすすめしています。
本の内容を記憶させるには「スキマ時間」「アウトプット」が重要。
要点❷:スキマ時間を活用する
読書の効率はスキマ時間を活用することで大幅に高まります。
- 1日のスキマ時間を蓄積するだけで多くの時間を確保できる
- 物事の最初と最後が記憶されやすい「初頭努力」と「終末努力」が活かされる
- そもそもヒトは長時間集中できない。15分が限度。
でもそんなにスキマ時間ってなくない?
確かに、日々を忙しく過ごしてる方にはスキマ時間探すのは大変かもしれないですね。ですが、よく探してみてください。電車の待ち時間、人を待ってる間、昼休憩など多くの人にもスキマ時間はあるものです。
これらの時間を使うだけでも、多くの読書時間を確保することができますよ。
要点❸:本を読んだらアウトプットする
本を読んでも記憶に残らない理由、それはアウトプットをしていないからです。
- 脳の性質上、使われない情報は忘却される
- アウトプットをするためには、言語化できるレベルに理解しないといけない
- 本の内容は行動に起こしてこそ意味をなす
本書ではこんな感じのアウトプットをおすすめしています。
- 人に話す
- 本にマーカーを引く
- SNSに感想を投稿する
- レビューを書いてみる
まずは一番手軽な人に話してみることから始めてみるとよさそうですね。
「読んだら忘れない読書術」おすすめポイント
「読んだら忘れない読書術」を読んで、僕が学んだおすすめポイントは以下の通りです。それぞれ順番に解説していきます。
- スキマ時間で読書をする
- 本を読書ノート化する
- 少し難しいくらいの本を読む
スキマ時間で読書をする
スキマ時間が読書の効率を高める理由は前述した通りで、多くの時間を算出でき、長時間の読書よりも集中できるからです。
前の自分
僕は電車通勤をしていますが、以前まではスマホをだらだらといじることが多かったです。SNSを眺めたり、ソシャゲをしたり、YouTubeを観たりといった感じでしたね。往復で1時間以上かかるところに通っていたので、月30時間、年360時間もだらだらと過ごしていたということになります。
今の自分
読書の時間にあてるようになりました。片道が30分程度なので結構集中して本を読めてます。電車での読書が習慣化されたのか、全く苦になることなく本を読めています。むしろ読まないと「ムズムズしてしまう」、そんな感じにまでなっています(笑)
本を読書ノート化する
本書では読書のテクニックとして「マーカー読書術」というものを紹介しています。重要な箇所にマーカーを引いたり、メモを取ったりする方法です。
「書く」ことで「読む」時とは違う脳の領域も働くため、より脳が活性化し、本の内容が記憶できるそうです。
僕的にいうと「本を読書ノート化する」って感じですかね。
前の自分
本に書き込むのが抵抗ありすぎて綺麗なまま読んでました。読み返しても「重要な箇所」がどこに書いてあったかがわからないので、結局全部を読み直したりしていましたね。
今の自分
大分抵抗がなくなって、最近ではどんどん書き込めるようになりました。最初は線を真っ直ぐ引くのにこだわったりして、読書に集中できないこともありましたが。大事なのは「いかにその本から吸収できるか?」。書き込むことにより自分だけの「読書ノート」になるので、最近は躊躇いなく書き込んでいます。
少し難しいくらいの本を読む
自分にとってちょうどいい難易度の本を読むことも、本書ではおすすめしています。「ちょいむず」の難易度に取り組んでいる時は、脳内でドーパミンという物質が分泌され、それにより集中力・記憶力がされるからだそうです。
前の自分
背伸びしていかにも難しそうな本を選ぶときもありました。
「これ読んでる俺、かっけぇー!」そんな風に思ったりしてましたね(笑)
でも、難しいって感じる本だと全然モチベが続きませんでしたし、むしろ読むことが苦痛に感じることもよくありました。
今の自分
買う前に先読みをしたりして、「あ、これなら読めそう」そう感じたものを選ぶようにしています。ある程度スイスイ読めるし、モチベも持続して楽しく読書できるようになりました。自分の力量を理解して背伸びをやめるって大事ですね(笑)
どうしても難しい本を読みたいって時には「本要約サービス」や「書籍の解説動画」を読む前に利用しています。
おおむねの内容が理解できた上で取り組めるので、その本が「自分にとってちょうどいい難易度」になります。
私がよく利用しているアプリ・動画を以下に載せておくのでよかったら使ってみてください。
「読んだら忘れない読書術」まとめ
「読んだら忘れない読書術」の学んだことやおすすめポイントをお伝えしてきました。ここで内容をまとめてみます。
- 読書をしても記憶に残らなければ意味がない。
- 「スキマ時間」を使うことで読書時間を捻出でき、より集中しめ本を読むことができる。
- 脳が必要としない情報は忘却される。「アウトプット」することでその内容は記憶される。
- 「書く」ことで脳がより活性化する。本に書き込みながら読書をする。
- 程よい難易度の本を読むことでドーパミンが分泌されるため、集中力・記憶力が高められる。
読書って少なからずですが、お金や時間をかけて行うものです。それらを無駄にしないためにも、自身のためになる読書をしていきたいものですね。
本の内容を記憶するためのキーワードは「スキマ時間」「アウトプット」です。
これらを意識して読書するだけで、あなたの読書効率は爆上がりです。
本記事があなたの読書ライフに少しでも役立ったなら幸いです。
「読んだら忘れない読書術」にはここでお伝えできてない魅力がぎっしり詰まってるので、気になった人はぜひ手に取ってみてくださいね。