読むのにエラい時間かかっちゃうよ。最後まで全然読み切れない。というか本なんてもうやだ、ちきしょー!!!
確かに、せっかく買った本が読み切れず本棚に積まれたまま、そんなことありますよね。ですが、そんな悩みを解決してくれる本を今回ご紹介いたします。その本は「知識を操る超読書術」です。
著者はあのメンタリストDaiGoさんであり、以下のようなプロフィールをお持ちの方です。
- メンタリスト
- 企業のアドバイザー
- 作家(著書:自分を操る超集中力など)
- 大学教授
そんな著者が圧倒的効率読書法を伝えてくれる、そんな一冊となっております。
- 買った本を十分に活かし無駄にならない
- 自分にとって必要な知識を本から吸収できる
- 読むモチベを保ち本を読み切れる
- 読書におけるアウトプットのコツがわかる
- 本を要約する力が身につく
本記事ではそんな本書の要点やおすすめポイントをお伝えさせていただければと思います。
「超読書術」はこんな内容(要約)
読書で、何よりも大切なのは、本から得たい知識を決めることです。
事前準備が読書のカギ
早速、僕なりの本書の結論をお伝えしようとおもいます。
読書において最も大事なことは「事前準備」をすること。本を読む目的を明確にすることで、自分にとって必要な箇所に集中できる上、読書のモチベを保ち続けることができるから。
そんな本書の要点は以下のようになります。それぞれ順番に解説していきます。
- 要点❶:「スキミング」で読みたい箇所にのみフォーカスし、多くの情報を得る
- 要点❷:「メンタルマップ」で読書の目的を明確にし、モチベーションを持続させる
- 要点❸:「要するに読み」で読む順番に優先順位をつけ、読書に目的意識を持つ
要点❶:スキミング
本書における読書のテクニックとして「スキミング」が紹介されています。スキミングとは、簡単にいうと自分にとって必要な箇所を選び読むということ。これにより、読む時間を大幅に短縮できます。また、自分にとって必要な箇所にフォーカスするので、より少ない文字数から多くの知識を吸収することができます。
- その本から得たい情報を決める
- 表紙や目次に目を通し、概ねの内容を把握する
- 目的にマッチした箇所をざっと見てみる
要点❷:メンタルマップ
読書で、何よりも大切なのは、本から得たい知識を決めることです。
メンタルマップとは読書のモチベを保ち続けるテクニックです。「読み始めても10分で飽きちゃう。」そんな人にこそおすすめの読書法がメンタルマップとなります。
- 得たい知識、この本を読む理由など、目的を明確にする
- メモ紙やスマホなどに3行で書き出し、すぐに確認できるようにしておく
- 読書への集中力が途切れた際にメモを確認する
メンタルマップを用いることで
- 読書のモチベが持続する
- 読書に前のめりになることで理解が深まる
といった効果が期待できます。
要点❸:要するに読み
「要するに読み」とは本の内容を要約しながら読み進める方法です。具体的には章ごとに一行程度で自分の言葉を用い要約します。これで本全体の内容がざっくりと要約できた状態になるので、そこから自分の読みたい箇所に優先順位をつけて読み進めます。
- 各章を自分の言葉で一行程度でまとめていく
- 本全体の要約が完成するので、そこから読む優先順位をつける
自ら仕掛けて、自分の言葉で自分事にしてこそ、人生に影響を与え始めるのです。
ポイントは「自分の言葉」を用いることだそうです。能動的に自分の言葉に置き換え、自分事にすることで、その知識は定着していくからです。
自分の言葉で要約してみる
「超読書術」おすすめポイント
「超読書術」を読み、僕自身が学んだおすすめポイントは以下の通りです。それぞれ順番に解説していきます。
- 読書と運動の組み合わせは効果抜群
- 読書は事前準備が超重要
- 本は全部読む必要はない
読書と運動の組み合わせは効果抜群
読書の効率を高める意外な方法、それはなんと「運動」なんです。これ意外ですよね。身体を動かすことで脳の成長に必要な「BDNF」が分泌され、読書でのインプット効率が高まるみたいです。
つまりより効率的に読書をするには運動習慣を身につけるといい、ってわけです。
ジムで耳学
読書からは話が少し逸れてしまいますが、私はジムに通ってるんですが、BGMとして大好きな音楽を流しながらやってたんですよね。
最近はYouTubeやAudibleで耳学をしていますが、これが意外といいんですよ。スキマ時間で勉強できるようになったし、何より聴いた内容が覚えてるんですよね。
最近はジムが「筋トレ×勉強」の場所となりつつあります。
読書は事前準備が超重要
本書によると読書において「読書前」「読書中」「読書後」の3つの内、最も重要なのは「読書前」だとされています。読書前に前述した「メンタルマップ」を作成することで
- 読書モチベが持続する
- 目的意識のある読書ができる
といったメリットがあるからです。
表紙なんて目もくれない
以前の僕は表紙なんてほとんど見ずに、丁寧に最初から読み進めていました。「あと何ページあんねん!」そんなことを思いながら読書していることが大半でしたね。
表紙が9割
最近の僕は表紙や帯・目次の凝視から始めてます。読む前にiPhoneのメモを使って、事前予習してから実際に読み始めています。
読みたい箇所に集中できるし、何より目的意識が刷り込まれているので、読書へのモチベが以前とは段違いです。「事前準備」の重要性を実感しましたね…
余談ですが、以前紹介した「東大読書」でも読書前の準備の重要性を解説してくれてます。よろしければ、こちらの記事も合わせて読んでみてください。
本は全部読む必要はない
本は全部読まないといけないもの、そう感じる方も多いのではないでしょうか。僕もそう思ってました。
ですが本は全部読み切る必要はないです。重要なのは「どれだけその本から吸収できるか!?」なんですよね。「読むこと」自体が楽しい時もありますが、大半の読書はあくまで手段であって目的ではないですよね。
前述した「スキミング」というテクニックを使って、自分にとって気になる箇所・必要な箇所だけ読めばいいんです。
「よっしゃ!読破!」
以前の僕は読み終えることだけを目標に達成感を感じていたなと思います。振り返ってみると
そう感じることが大半でした。せっかく時間やお金・労力をかけて読書をしてたのに、何も残らなかった虚しい読書タイムだったと今では感じます。
読書時間20分
最近の読書にかかる時間は大分短縮されました。「スキミング」をつかって読みたい箇所にフォーカスしているからです。本によっては20分程度しかかからないものもあります。
何事もそうですがやっぱり「目的意識」ってだいじですね。自然と自発的になれるから、生産性が高まってることを実感しています。
これからも読書は「読みたい箇所だけ読む」これを実践していこうと思います。
「スキミング」で読みたい箇所だけを読む
「超読書術」まとめ
これまで超読書術の学んだことやおすすめポイントを中心にお伝えしてきました。ここで内容をまとめておきます。
- 読書において重要なのは事前準備
- 読みたい箇所にフォーカスする「スキミング」を使う
- 読書前にメンタルマップを使って、読むモチベーションを持続させる
- 「要するに読み」で本の内容を見失わない
- 運動習慣は読書習慣の生産性を高める
本書にはここでお伝えしきれていない多くの役立つ情報が満載です。「読書前」「読書中」「読書後」の3つのフェーズ別に読書テクニックを紹介しています。読書のアウトプットに役立つ「テクニカルターム」や「SPICE」などは実際に僕も活用していて非常に役立っていることを実感しています。
読書で困っている人には非常に最適な一冊となっていますので、ぜひ本書を手に取ることをおすすめします。