毎日毎日残業してまで頑張ってるのに仕事の成果は上がらない。むしろ忙しさで全然眠れてない。何でこんなに頑張ってるのに…ちきしょー!!!
たしかに、いくら頑張っても頑張っても結果が出ないこともありますよね。ですが、そんな悩みを解決してくれる本を今回ご紹介いたします。その本は「エフォートレス思考」です。
著者はベストセラー「エッセンシャル思考」の著者グレッグ・マキューンさんであり、以下のようなプロフィールをお持ちの方です。
- 前著「エッセンシャル思考」は大ベストセラー
- Appleなど超有名企業のコンサルタントを行う
- 多忙を極めたことをきっかけに「エフォートレス思考」を生み出す
そんな著者が最強の生産性メソッドを伝えてくれる、そんな一冊となっております。
- 今までより仕事の生産性が爆上がりする
- より少ない努力で成果を最大にすることができる
- モチベがない時でも行動できる
- 行動を継続することができ成果を出すことができる
本記事ではそんな本書の要点やおすすめポイントをお伝えさせていただければと思います。
「エフォートレス思考」はこんな内容(要約)
頑張らないのに結果を出す。いや、頑張らないからこそ結果が出せる。
早速、僕なりの本書の結論をお伝えしようとおもいます。
「エフォートレス思考」とは最小限の努力で最大の成果を生む方法。「なにをすべきか?」見極めることと同じくらい「どのようにやるか?」は重要。
そんな本書の要点は以下のようになります。それぞれ順番に解説していきます。
- 要点❶:たくさん頑張れば結果がついてくるわけではない。「エフォートレス思考」により努力をせず結果を出す
- 要点❷:「何をすべきか?」を見極めても忙しいままであった。「どのようにやるか?」も重要
- 要点❸:人は本来、楽するようにできている生き物。最小努力の法則を活かして結果をだす
要点❶:エフォートレス思考により努力をせず結果を出す
「エフォートレス思考」とは、最小限の努力で最大限の成果をだす方法のこと。頑張っても頑張っても結果が出ないってことありますよね?「こんなに努力しているのに…」
学生の頃、僕の友達にこんな人がいました。一生懸命、教科書を全部ノートに写しているんです。本文をそのまま一語一句間違えずに、図や表何かも書き写しています。テストに向け圧倒的に時間を割いていたにもかかわらず、その結果は平均点以下。
頑張れば必ず結果が出るとは限らないんです。成果を出すにはエフォートレス思考が重要。
要点❷:「どのようにやるか?」も重要
著者のグレッグ・マキューンさんは前書「エッセンシャル思考」を執筆し大ヒットした経歴をお持ちの方です。
「何をすべきか?」を見極める技術。不要なものを選別し、自分にとって本当に必要なことを実行するスキル。
その大ヒットの後、執筆・講演など多くの仕事が依頼されるようになり、その「エッセンシャル思考」で仕事を断りながら、家族との時間も確保していたそうです。しかし、「何をすべきか?」を見極めても、忙しさは極まったままでした。
そこでマキューンさんはもう一つの重要なことに気づいたそうですが、それが「エフォートレス思考」です。「何をすべきか?」見極めた上で「どのようにやるか?」を実践する。
何をすべきか(what)を見極め、どのようにやるか(how)を実践する。
要点❸:最小努力の法則を活かして結果をだす。
最小努力の法則とは、なるべく楽な道を選ぼうとすることで認知容易性バイアスともいうそうです。つまりヒトは本来、楽するようにできているってことです。
でも日本って努力を美徳とする傾向ってありませんか?僕の職場も残業してる人ほど頑張っている、そういう認識の人も結構いました。
楽をするのが後ろめたく感じるほどに、努力の価値は過大評価されている。
エフォートレス思考は少ない努力で多くの成果を生む方法。一度立ち止まって「もっと楽にできないか?」そう考えることも重要です。
努力をしないことは悪いことではない
「エフォートレス思考」おすすめポイント
エフォートレス思考を読み、僕自身が学んだおすすめポイントは以下の通りです。それぞれ順番に解説していきます。
- マイクロバーストを引き起こす
- 遅効指標を減らす
- 上限を設定する
マイクロバーストを引き起こす
マイクロバーストとはものすごい集中力により短時間で大きい成果を生むこと。例えば、片付けを例にすると、机のものを少し片付けたら掃除に夢中になって部屋全体がキレイになった、とか。このマイクロバーストを活かすことで生産性が爆上がりすると本書ではいいます。
マイクロバーストってすごいね!でもどうやって実践すればいいの?
「とりあえず着手する」ということが重要になります。一度初めちゃえばモチベは上がっていくからです。ゴールまでの過程を細分化して目の前の一歩を明確にすることで着手しやすくなります。
とりあえず着手
学生の頃から締め切りギリギリ人間でした。提出物、課題、テスト全て寸前まで起動しなかったですね。着手する前のサボってる間も、頭の中では常に締め切りのことがよぎってるので、常に落ち着かない状態でした。
「やる気は後からついてくる」。この精神でとりあえず始めるようにはなりました。僕はこのように本のアウトプットをしていますが、やる気がない時は本の表紙をみるようにしてます。不思議と本を手にとれば中身も見始めます。最初の一歩を踏み出せばマイクロバーストが巻き起こるんです。
ランニングをしたいならまず着替える、読書をしたいならまず本を手に取る、筋トレしたいならまずヨガマットをひく、小さな一歩がモチベあげて大きな行動を引き起こします。
腰が重かったら目の前の一歩だけでも踏み出す
遅行指標を減らす
遅行指標っていうのは簡単にいうと、行動してから遅れてやってくる結果とかのこと。例えば、ダイエットを始めても減量っていう結果は見えてこないですよね。ダイエットとか読書がやった方がいいと分かっていても続かないのは結果がすぐについてこないからなんです。
そこで重要なのは行動の結果が遅行指標となるものは楽しいものと結びつけることだと本書には書かれています。行動と結果の時間差がなくなることで、その行動自体に楽しさを覚えるからです。好きな音楽を聴きながら読書するのもいいし、お風呂で瞑想をするのもいいかもしれませんね。
ジム+耳学
僕は筋トレが大好きです。よく好きな音楽を聴きながらジムでワークアウトしてました。この時は「好き×好き」の状態ですね。ちょうどその時「もっと勉強しないとな」と思い始め、通勤中にYouTubeやAudibleで耳学を始めたんですが、なかなか続きませんでした。
そこで「ジム×耳学」の掛け合わせを実践したところ、見事にフィットしました。ジムが学習の場にもなり、耳学が習慣になったんです。しかも、運動は学習の効果を高める作用もあるので一石二鳥ですね。
何か継続したいことがあるなら、自分の普段行っている好きな行動と組み合わせてみるといいですね。
継続したいことは自分の好きな習慣と組み合わせる
上限を設定する
行動を継続し結果を出すためには「下限」だけでなく「上限」を決めることが重要と著者はいいます。これはどういうことかっていうと、例えばブログだったら「毎日1000文字以上書く」ではなくて「毎日1000文字以上書く、だけどやっても2000文字まで」って感じですね。
たしかに、上限を決めるって大事ですよね。人のモチベとかやる気とかって日によってムラがあるし。しっかりと継続するためには、一定のペースで走り続けることが重要。
焦らずマイペースに
「やれる時にやれるとこまでやる」
以前の僕ですね。プログラミングとか勉強していた時期もあるんですが、1日に3時間くらいぶっ続けでやったことがあるんですよ。でもその翌日にはほとんどやる気がなくなってて、今では結局勉強しなくなっちゃいました(笑)
ブログとかTwitterはマイペースにやってるのでとりあえず継続はできています。自分の力を過信せず、マイペースにやっていきたいと思います。
人のモチベにはムラがある。一定のペースで走れるように「上限」を設定する
エフォートレス思考まとめ
これまでエフォートレス思考の学んだことやおすすめポイントを中心にお伝えしてきました。ここで内容をまとめておきます。
- 「何をすべきか?」を見極めることも大事。「どのようにやるか?」も同じくらい重要。
- ヒトは本来、楽な道を選ぶように設計されている。「もっと楽にできないか?」と考える。
- とりあえずでいいからまず始める。マイクロバーストが大きな成果を引き起こす。
- 遅行指標は継続の妨げとなる。やりたいことは普段の楽しい習慣と結びつける。
- 人のモチベはムラがつきもの。やることの上限を決めてマイペースを保つ。
本書には本記事でお伝えしきれていない役立つ情報が満載です。またベストセラーの前著「エッセンシャル思考」もめちゃくちゃおすすめで併せて読むことであなたの生産性は爆上がり間違いなしです。気になった方はぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか?