あー幸せに生きたい…
それなら「不幸を避ける」ことや。これ読んでみ。
不合理な選択を避け、より幸福に行きたい人にオススメなのが『Think Smart 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法』です!
「スイスの知の巨人」とも言われているロルフ・ドベリ大先生による『認知心理学・社会心理学に基づく不合理な選択を避ける方法』を伝授してくれるのが本書になります!
そんな本書における個人的によかった名言は以下の通り。
- 名言❶:「すべきでないこと」は、「すべきこと」より、はるかに影響力があるのだ
- 名言❷:私たちは自らのアイデアに酔いしれてしまいがちだ
- 名言❸:人間は、なじみのあるものが好きなのだ
それぞれ順番に深掘りしていきます!では行きますかっ!
「幸福」になるには「不幸」を避ける
「すべきでないこと」は、「すべきこと」より、はるかに影響力があるのだ。
『はじめに』より
「幸福」になるには「不幸」を避けるって話!
幸福になる道はハッキリと分からなくとも、不幸になる道は明確に分かります。
「何をするか」よりも「何をしないか」の方がより本質に近づくことができます。
あの有名な彫刻「ダビデ像」は「ダビデらしくない箇所」を徹底的に排除したことで生まれたと言われています。
また、アリストテレスは「賢人が目指すべきは、幸福を手に入れることではなく、不幸を避けることだ」と言っています。
たしかに、多くのビジネス本で言われている「成功法則」って「その人だからできた」って思うこと結構あるし、再現性ホントにあるの?って感じることも多いです。
「すべきことをやる」よりも「すべきでないことをやらない」ことこそが理想への近道!
自分のことは正当に評価できていない
私たちは自らのアイデアに酔いしれてしまいがちだ
『047ページ』より
自分のことは正当に評価できていないって話!
ある日、著者は自身の妻に「斬新だけど意外と美味しい」料理をふるったそう。
また別の日、今度は妻が著者に料理をしてくれたところ「美味しくない」と感じたとか。
でもその料理は実は著者が妻に作ってあげたものと全く同じだったことが分かりました。
このように自分の作ったものに対して過剰な評価をしてしまうことを「NIH症候群」と言い、簡単にいうと「ナルシストになりがち」ってこと。
僕も妻にギャグをいうことが結構あるんだけど「これはイケるな」って思ったほどウケないんですよね。
逆に「そんな面白い!?」って思うギャグほどウケちゃったりするんですよね。
客観的に自分のことを評価するのは案外難しい!
人は現状維持を好む
人間は、なじみのあるものが好きなのだ
『071ページ』より
人は現状維持を好むって話!
お店でワインリストを見ても、ほとんどの人が「ハウスワイン」を選択します。
このように、僕たちは標準案を好む癖があり、これを「デフォルト効果」といいます。
また「デフォルト効果」には特殊な例もあり、自身の現状を「デフォルト」とし、変化をしたがらない「現状維持バイアス」もあります。
明らかに行動を起こした方がいいにも関わらず、アクションを起こさせない困ったバイアスですね。
某育成RPGに出てくる笛を吹かないと全く起きない道端で寝ているポケモンのように、僕たちは現状から動きたがらない!
『Think Smart 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法』のまとめ
『認知心理学・社会心理学に基づく不合理な選択を避ける方法』を伝授してくれるのが本書になります!
不合理な選択を避け、より幸福に行きたい人はぜひ本書を手に取ってみるべしっ!