嫌なことの連続でイライラが止まらん。ストレスフルな今から解放されたいなり…
そんな時は「無」になるしかないな。これ読んでみ
クソハゲ上司からのだらだら説教などイライラに悩まされる人にオススメなのが『無(最高の状態)』です!
サイエンスライターであるあの鈴木祐大先生による『不安を取っ払い最高のパフォーマンスを発揮するメソッド』を伝授してくれるのが本書になります!
そんな本書における個人的によかった名言は以下の通り。
- 名言❶:やはり人間の精神は「苦」がデフォルトのようです
- 名言❷:この意味でネガティブな感情は敵ではなく、私たちを守ろうと気を病む乳母のような存在といえます
- 名言❸:要するに、同じようなトラブルにも苦しむ人と苦しまない人がいるのは、あなたのメンタルが強いか弱いかの問題ではありません。脳内に作られた独自の〝ストーリライン〟が適応か否かの問題なのです
それぞれ順番に深掘りしていきます!では行きますかっ!
基本的に人間はネガティブ
やはり人間の精神は「苦」がデフォルトのようです
『序章』より
基本的に人間はネガティブって話!
「ネガティビティバイアス」といって、人間はネガティブな情報の方が影響を受けやすいです。
逆にポジティブな感覚は長続きしにくいことをも分かっており、これを「快楽の踏み車」というそうです。
何故、人間はネガティブであるのか?
それは太古の環境で生き抜くため。
太鼓は狩猟採取の時代で、常に「生」と「死」が隣り合わせの環境であり、臆病である必要があったのです。
「何かいるような気がしたけどまぁ獲物に襲われることはないでしょ!」じゃあダメなんです。
僕もですね、職場で怒られた時とかちまちま気にし続けちゃうタイプなんですよね。
ネガティブになっちゃうのは人間がそのようにプログラムされちゃってるからなんですね。
悩みをこじらせるのは人間だけ
この意味でネガティブな感情は敵ではなく、私たちを守ろうと気を病む乳母のような存在といえます
『第1章』より
悩みをこじらせるのは人間だけって話!
それは人間のみが「二の矢」を放ってしまうから。
「一の矢」は事実そのもので「二の矢」っていうのはその事実をもとに次の思考へつなげてしまうこと。
例えば、「仕事でミスをした」っていうのは「一の矢」ですが、そこから「なんて俺はできないやつなんだろう」とか「またあのクソハゲ上司にぶつぶつ言われちゃう」とか考えたとしたらこれらは「二の矢」になるってこと。
人間以外の動物はこの「一の矢」で苦しむことはあっても「二の矢」を自身に放つことはないそうです。
でもこの「二の矢」の正体って人間が持つ社会的感情からくるものであって、社会的生き物である僕らには本来必要な要素として備わったみたいなんですよね。
僕らは矢にブスブス刺されてしまう性質を持ち合わせているってこと!
人間は予測マシーン
要するに、同じようなトラブルにも苦しむ人と苦しまない人がいるのは、あなたのメンタルが強いか弱いかの問題ではありません。脳内に作られた独自の〝ストーリライン〟が適応か否かの問題なのです
『第2章』より
人間は予測マシーンって話!
僕たちは事実に直面すると「次にどうなるか?」を自動的に考える性質があります。
これは非常に役立つ機能であって、テニスのサーブを例にすると、サーブの初速はとても速いのでボールがラケットに当たってから反応しては脳の処理速度的に間に合いません。
ですが実際は、ボールをトスアップした瞬間から「このフォームだからこっちの方に打ってくるかもしれない」と無意識の内に脳が予想をしているおかげで、ボールを打ち返すことができているというわけ。
過去の体験や経験が蓄積されることで、この予測機能は育まれていきます。
予測機能は役立つ場面が多い反面、前述した「二の矢」の原因にもなるというデメリットも有しています。
「予測」という優れた機能によって人間は生き残れたけど、そのせいで悩みやすくなったとも言えますね。
『無(最高の状態)』のまとめ
『不安を取っ払い最高のパフォーマンスを発揮するメソッド』を伝授してくれるのが本書になります!
クソハゲ上司からのだらだら説教などイライラに悩まされる人はぜひ本書を手に取ってみるべしっ!