つい先日、話題のスラムダンクを観てきた。
スラムダンクは中学生の時、バスケ部にちょうど在籍していたので、それをきっかけに漫画を全巻揃えた。
以来、お気に入りのマンガの一つとなったこのスラムダンクが映画化されるということで、観ない手はない。
全く興味のない嫁を連れて鑑賞してきたが「行ってよかった」の一言。
そう、めっちゃよかった。
ネタバレも含むので、気になる方は閲覧を控えていただきたい。
主人公が〇〇
誰?このくるくる少年。
見たことない登場人物から、この映画の冒頭は始まる。
全巻読破してるからわかるけど、オリジナルの話かな?
どうやらこの登場人物は「リョータ」というらしい。
スラムダンクで「リョータ」というと湘北の7番しか出てこない。
これは「リョーちん」こと宮城リョータの過去の回想が要所要所に盛り込まれている。
途中で気づいたけど、この映画版スラムダンクの主人公は宮城リョータだったのだ。
家族関係や幼少期のエピソード、高校一年生の話など、原作にはないオリジナルエピソードが明らかになった。
宮城リョータを主人公に持ってくるとか。
エモい。
本来の主人公でもある桜木花道ではなく、そのライバルの流川楓でもなく、圧倒的人気を誇る三井寿でもない。
ちなみに、嫁はこの映画を通して宮城リョータのファンになった。
2時間で収まりきってる
今回の対戦相手である山王工業高校との戦いは、原作では単行本何冊にもなるくらいボリューミーなものだ。
そのボリュームもあってか見どころポイントも多く、映画の2時間という尺でちゃんと表現できるかが気になるところであった。
しっかり盛り込まれている。
ドリブルこそチビの生きる道、三井を蘇らせるネットの音、安齋先生のスタイリッシュガッツポーズ。
原作ファンなら思わずニヤリとしてしまう名シーンが綺麗なグラフィックでしっかり表現されている。
嬉しいなぁ。
ただ、個人的に好きな魚住の鯛とか鰈の話とかがカットされちゃってるのがショック。
あれ結構好きなんだけどな(笑)
躍動感がヤヴァい
スラムダンクの個人的にすごいと思うところは、漫画でのその躍動感。
漫画にはそこまで詳しいわけではないけど、スポーツシーンにおける「動き」を絵で表現するのは難しいと思うけど、このスラムダンクの漫画は読んでいてその躍動感がしっかり感じられる。
では今回の映画ではどうだろう。
躍動感パないって。
めっちゃ綺麗なグラフィックでダイナミックな動きを表現、そして後述するが迫力のあるBGMがその高揚感を加速させる。
僕はあまり映画館で映画を観ることは少ないが、これは映画館で観るべき。
音響、画質、大画面。
これらがあってこそ、このスラムダンクの圧倒的な躍動感を感じることができると思う。
声優の違和感はすぐ慣れた
前評判でもよく聞かれた「声優の変更」
僕は漫画勢だったので、キャラに対して声のイメージは強くなかった。
強いて言えば桜木花道だけは「こんな感じの声だったな」ってイメージがあったので、映画版の声優には若干の違和感があった。
だけど、映画後半には全く声優の違和感は気にならなくなった。
だから、声優の変化から敬遠してる人も騙されたと思って観てみてほしいと思ってる。
BGM・主題歌が最高
これはね、僕がもともと10-FEETが好きっていうのもあると思う。
でも、主観込みだとしてもBGM・主題歌は最高だった。
主題歌の「第ゼロ感」は劇中でも使われるタイミングが最高だった。
宮城リョータが山王のゾーンプレスをドリブルでぶち抜く瞬間にこの主題歌が流れた時はマジで鳥肌モノ。
今流行りのセツナバラード系じゃないあたりを起用してるあたり、個人的には最高。
今回のBGM・主題歌は試合のシーンにおける躍動感を底上げするのに大分一役買ったと思う。
映画における「音楽」の重要性をより実感できたのもこの映画版スラムダンクだと思う。
まとめ
もうね、シンプルによかった。
声優変更で避けてる人は騙されたと思って観に行くべき。
また、原作を知らない人にも是非オススメ。
嫁も「絵が苦手」って理由で嫌々だったけど、いざ無理やり連れて行ったら普通に良かったと言っていた。
あぁ、最近なんでも感動するな。
これが年取るってことか。