こんにちはコロネです.今日の話は「インプット」についてです.先に結論から.
普通の人はインプットしてもほとんど覚えていない.目的や期限を設けてインプットすることで記憶に残る.
今日は次のような順番でお話ししようと思います.
- 効率的なインプットが必要な理由
- 目的と期限を設定してインプットする
- 感情を使って学ぶ
それでは早速いってみましょう.
効率的なインプットが必要な理由
デジタル情報は20年前と比べ5000倍に増えていると言われています.そんな情報過多の時代を生きる上で大事なのが「効率的なインプット」です.
こんな研究があります.175人を対象に,この一週間でインターネットから得た情報を思い出してもらいました.結果,覚えていた情報量は3%程度だったそうです.つまり,私たちは多くの情報に触れているにも関わらず,ほとんど覚えていない,ということになります.
ではどうやってインプットをしたらいいか.それを二つお伝えします.
目的と期限を設定してインプットする
1つ目は,目的と期限を設定してインプットすることです.「カクテルパーティー効果」というものをご存知ですか?パーティーのような騒がしい場所でも,自分の名前や興味のある単語に反応してしまうことありませんか.それは「選択的注意」が働いているためです.人は興味関心があることほど優先的に記憶しようとする性質があります.
これをインプットにも活かすことができます.目的を設定することで,自分にとって必要な情報を明確にしましょう.自分にとって必要な情報がはっきりするので,「選択的注意」が働き記憶に残りやすくなります.何かをインプットするときには目的を決めることが大事です.
どんな目的を立てたらいいかわからない.そんな時は「その内容を人に教える」ことを目的にしてみましょう.ロンドン大学の研究によると,人に教えることを前提にすることで,記憶率が高まるそうです.
またインプットするのに期限を設定するも大事です.締め切り効果・デッドライン効果というものをご存知ですか?テスト直前にすごく集中できたという経験がある方も多いと思います.期限があると緊張から脳内物質が分泌され,集中力の向上をもたらします.
感情を使って学ぶ
インプットの方法2つ目.それは,感情を使って学ぶことです.読書を例にしてみましょう.一回しか読んだことないのに内容はめちゃくちゃ覚えている,そんなことありませんか?私はよく漫画を読みますが,一回読めば友人とその内容で盛り上がったりできます.なんで覚えていることができるか,それは感情が伴っているからです.喜怒哀楽の感情により,私たちの脳はアドレナリン・ドーパミン・オキシトシンなどの脳内物質が分泌されます.それらには記憶を増強させる働きがあります.
漫画や小説以外の本を読む時もワクワクする気持ちを大切にしましょう.私のおすすめは買ったらその興味が薄れる前にすぐ読み始めることです.本屋の近くには大体カフェってあると思うので,コーヒー×読書を楽しみましょう.
まとめ
今日は「インプット」についてお話ししました.簡単にまとめます.
- 私たちは多くの情報に触れているにもかかわらず,そのほとんどは記憶できていない.
- 「目的」と「期限」を設定してインプットすることで,記憶に定着しやすくなる.
- 感情を伴う学びは脳内物質の効果により集中力の向上をもたらす.
参考書籍
今回の参考書籍は著者「樺沢紫苑」さんによる「インプット大全」です.
樺沢紫苑さんはベストセラー「アウトプット大全」を書かれており,ぜひ本書と合わせて読むことをお勧めします.イラスト付きで非常に読みやすいのでオススメですよ.
今日はここまで.ありがとうございました.