こんにちは,ころねです.インプットしたらそのままになっていませんか?昨日のニュースの内容を覚えていますか?今日お伝えする内容は学習方法についてです.
本記事を読むことで
- 記憶率を高める学習方法が分かる.
- アウトプットすることの必要性が理解できる.
- 学習効率を高めるためのインプット方法が分かる.
それでは最初に本記事の結論から.
学んだ内容を忘れないためには「アウトプット」が超重要.
人に教えることを目的にインプットすることで記憶率は大幅にUpする
参考書籍
本記事の参考書籍は著者「樺沢紫苑」さんの「アウトプット大全」です.
本書はアウトプットの必要性にとどまらず,「話す」「書く」などのケース別についても深く書かれています.気になる人はぜひ買ってみるべし.
アウトプットの必要性
学生の頃とかはまるでスポンジのように色々な知識を吸収できた,そんな方もいると思います.では今はいかがでしょうか.勉強しても身に付かない,調べ物をしてもすぐ忘れちゃう,そんなことありませんか?若い頃と比べると記憶率が低下してしまうのは,神経ネットワークの爆発的成長は20歳までで終わってしまうからです.つまり,社会人になってからは「学び方」を今までと変えなくてはいけません.
結論でもお伝えしたように,「インプット」した後には「アウトプット」が必要になります.脳は不要な情報は忘れるようにできています.言い換えれば,必要な情報と認識されれば,脳はその内容を覚えておくことができるということ.
では,どのようにして,脳に必要と認識させるか?それはその情報を使うこと,つまりアウトプットすると言うこと.アウトプットすることで,脳はその内容を記憶することが可能になります.
アウトプットのコツ
アウトプットの必要性は分かったけど,どうすればいいのか?どんな物事にもコツがあるように,アウトプットするにもコツがあるようです.
それは「2週間に3回以上アウトプットする」ことです.インプットした情報は脳の海馬に仮保存されますがその期間は2〜4週間程度.その間に脳が「必要な情報」と認識しなければ,その情報は忘却されてしまいます.だからその情報を忘れないためにも,「2週間に3回以上のアウトプット」が重要になってくるわけです.
また,アウトプットのコツにはもう一つあります.それは,インプットとアウトプットの比率を「3:7」にすること.コロンビア大学のアーサー・ゲイツ博士による研究がありますが,それは小・中学生を対象にした記憶力に関するものです.年長の生徒において,「覚える時間」に30%費やしたグループの方が最もいい成績をおさめたそうです.
つまり,何かを覚える際にはインプットの割合を30%にすることで一番記憶に留めておくことができるということです.
アウトプットする際には
- 2週間に3回以上
- インプット:アウトプット=3:7
を意識してみましょう.記憶率が大幅にUpです.
人に教える
最後にオススメの最強アウトプットをお伝えします.それはひとに「教える」ことです.教えるということは,その内容を言語化できるレベルまで理解しているということ.中途半端,生半可な認識では人に教えることはできません.
また人に教えることによって,その内容は「エピソード記憶」により記憶率が高まります.人に話したという事実が,その内容の記憶を助けることになります.
「ラーニングピラミッド」という言葉をご存知でしょうか?アメリカの国立訓練研究所により提唱されたもので,学習方法とその記憶率の関係を表した図になります.ピラミッドの下層に行くほど記憶率の高い学習方法が示されています.その最下層にあるものが「人に教える」という方法です.
ロンドン大学の研究では「教える前提」で暗記した方がそうでないグループにくらべ記憶していたと結果が出ているそうです.
要は「教えること」がアウトプットにおいて最強というわけです.何かを学ぶときは人に教えることを前提にすることが記憶において超重要.
まとめ
今日のまとめいきます.
- インプットした内容を記憶しておくために,アウトプットをする必要がある.脳は必要のない情報を忘れるようにできているから.
- アウトプットする際には2週間に3回以上を心がける.またインプットとアウトプットの黄金比率は3;7.
- 人に教えることで大幅に記憶率はUPする.教える前提で学ぶだけでも効果あり.
皆さんも何かをインプットするときはぜひアウトプットを心がけてください.
今日はここまで.ありがとうございました.