また、仕事でミスった。
書類に不備はあるわ、プレゼンで何喋るか忘れるわ、納期を勘違いするわ。
めっちゃ頑張ってるはずなのに。
ちきしょー!!!
たしかに、頑張ってるのにミスが重なっちゃうときってありますよね。
ですが、そんな悩みを解決してくれる本を今回ご紹介いたします。
その本は「絶対にミスをしない人の脳の習慣」です。
著者は精神科医の樺沢紫苑さんであり、以下のようなプロフィールをお持ちの方です。
- 著作「アウトプット大全」はベストセラー
- 脳科学的根拠をもとに多くのデバイスで情報発信
- 日本一、アウトプットする精神科医
そんな著者がミスをなくすための脳コンディショニング術を伝えてくれる、そんな一冊となっております。
- ミスがなくなる
- 睡眠の重要性に気づく
- 運動しようと思える
- 作業が早くなる
- ミスの対策がわかる
- 脳のパフォーマンスが高まる
本記事ではそんな本書の要点やおすすめの名言をお伝えさせていただければと思います。
「絶対にミスをしない人の脳の習慣」はこんな内容(要約)
「ミス」はあなたではなく「脳」のせい
早速、僕なりの本書の結論をお伝えしようとおもいます。
ミスの大半は脳のコンディションが悪いから。
脳のパフォーマンスを高めればミスはなくなる。
そのためにはよく寝て、運動する。
そんな本書の要点は以下のようになります。
それぞれ順番に解説していきます。
- 要点❶:脳のコンディションを整えてミスをなくす
- 要点❷:睡眠不足がミスを引き起こす
- 要点❸:運動によって脳は鍛えられる
要点❶:脳のコンディションを整えてミスをなくす
「あ、忘れ物しちゃった」
「やば、この書類不備あるわ」
「あれ?今日会議あるっけ?」
ミスをなくすには仕事のやり方うんぬんよりも、脳のコンディションを整えることが重要です。
まぁ調子いいなって思う時はあまりミスしないですもんね。
具体的なテクニックももちろん即効性はあるけど、ミスの根本、脳パフォーマンスを高めることが重要だと本書は語ります。
ミスの大半は脳のせい。
脳のコンディションを整えればミスは減る。
要点❷:睡眠不足がミスを引き起こす
まぁこれはイメージしやすいですよね。
普通に寝不足だったらボケーっとしちゃいますもんね。
睡眠不足は脳パフォーマンスを低下させる大きな原因だと言えます。
よく寝ることが重要になりますが、具体的には1日7時間以上寝るといいみたいです。
6時間を下回ると、認知機能を低下させるって報告もあるみたいです。
最低でも7時間は寝る。
睡眠不足は認知機能を低下させる。
要点❸:運動によって脳は鍛えられる
ミスをしないためには運動が有効みたいです。
ミスの原因は脳のパフォーマンス低下。
でも運動をするとBDNFって物質が分泌されるから、脳機能が高まる。
だから、普段から脳のパフォーマンスを高めてミスをなくすには運動が重要ってわけ。
「どのくらい運動すればいいの?」
具体的には週に2時間以上有酸素運動が推奨されてるみたいです。
1日に30分やると仮定したら週に4回ですね。
運動することによりBDNFが分泌される。
脳の成長にはBDNFが必要。
「絶対にミスをしない人の脳の習慣」オススメの名言
「絶対にミスをしない人の脳の習慣」を読み、僕自身が学んだオススメの名言は以下の通りです。
それぞれ順番に解説していきます。
名言❶:このように「最初は 30点」をめざすからこそ、結果として 100点の作品ができあがるのです。
「最初から完璧を目指す」
これ結構やりがちですよね。
でも、不完全でいいからまずは完成させることが重要だと本書は語ります。
まずは完成させてその後、修正した方が早いからです。
最初から完璧を意識すると、腰が重くなって、開始するまでに時間がかかります。
始めても、細部までこだわるから作業の進行も遅くなります。
ブログもとりあえず書き始める
まずは微妙な完成度でもいいと割り切って、ひとまず書き終えるようにしています。
そこから、本文を推敲して加筆・修正。
記事投稿までの時間が少し早くなりましたね。
そして、こっちの方が自分的に完成度高くなった気がします。
「完成させる」のと「仕上げる」この二つを意識しながらやると結構、集中できなくて疲弊するんですよね。
本書にも書いてあるんですけど、脳はそんな器用じゃなくて一つのことにしかフォーカスできないんですよ。
だからまずは「完成させる」ことの脳を集中させる。
そしたら「仕上げる」ことにフォーカス。
結果的に集中できるし、早くできるし、完成度も上がる。
万々歳。
「ひとまずは完成させる!」
これ意識してやってきます。
最初から完璧を求めない。
まずは不完全でもいいから完成させる。
そこから加筆・修正。
名言❷:ミスしたらどうしよう?」を「ミスしたらこうしよう」に置き換えればいいのです。
緊張する場面になるほど「失敗」への不安って募りますよね。
でも、不安になったところでしょうがなくないですか?
だって、ミスなんてしようと思ってするものではないですし。
だから、ミスを心配するよりも、ミスした時の対策を立てる方がよっぽど重要。
不安になると、脳の「扁桃体」って箇所が活性化するらしいですが、これによってより脳の集中力が低下するそうです。
つまり、不安になればなるほどミスしやすくなるってわけ。
とりあえずゆっくり
「ミスった!!!」
そう思ったら、とりあえず「ゆっくり」するようにしてます。
話し方も行動も。
前に「整える習慣」の書評でも書いたんですが、焦ると早くなって、より自律神経が乱れるらしいです。
そうなると負の連鎖。
より焦燥感は増してって、どんどんミスしやすくなります。
逆に「ゆっくり」するだけで、自律神経の乱れは落ち着くそうです。
だから、ミスしたり焦った時こそ「ゆっくり」やる。
これ結構オススメです。
ミスした時の事前対策をする。
失敗に対して不安を抱くとさらにミスしやすくなる
名言❸:「ボーっとしている時間」は、絶対に必要なのです。
デフォルトモード・ネットワークってご存知ですか?
ボーっとしてる時に働いて、普段よりも脳が活性化するらしいです。
その影響で、脳疲労も予防できるみたいです。
だから、ボーっとする時間って結構重要らしいです。
スマホはどっか遠くに
「とりあえずスマホをいじっちゃう」
ボーっとする、の最大の障壁はスマホですよね。
だって手元にあると指動かしちゃいませんか?
僕は電車とかバスとかの時間をボーっとする時間に当てることがあるんですが、なるべくその時はスマホをカバンに入れるようにしています。
じじぃみたいですが、窓から見える風景をゆっくり眺めてるのって意外と楽しいんですよね(笑)
結構、ボーっとする時間って大事だなと僕も思います。
デフォルトモード・ネットワークはボーっとしている時に働く。
脳が活性化して、脳の老化を予防する。
「絶対にミスをしない人の脳の習慣」のまとめ
これまで「絶対にミスをしない人の脳の習慣」の学んだことやオススメの名言を中心にお伝えしてきました。
ここで内容をまとめておきます。
- ミスの大半は脳のせい。
- 睡眠不足は認知機能を低下させる。
- 運動することによりBDNFが分泌される。
- 最初から完璧を求めない。
- ミスした時の事前対策をする。
- デフォルトモード・ネットワークはボーっとしている時に働く。
本書にはミスの根本を改善することが重要だと主張されていますが、即効性のあるテクニックも紹介されています。
この網羅性が嬉しいですよね。
ミスなく仕事をこなせるようになりたいのはみんなの共通認識のはず。
そのために役立つ知識が本書には示されています。
本書が気になった方はぜひ手に取ってみてくださいね。
樺沢紫苑さんの他の著書も書評しています。
併せて読めば、より深い理解になりますよ。