幸福感を高めるために必須の本があるって聞いたんだけど!!!
それは「幸福の達人」だね!
著者は「筋トレこそ最強のソリューションである」を書かれたTeststeroneさんであり、Twitterではそのフォロワーが150万人を突破している圧倒的カリスマです。
本書は、そんな著者が幸福学の一任者である前野隆司さんとともに幸福になるための確実なステップを伝えてくれる、そんな一冊となっております。
- 幸福になることができる
- お金の使い方が変わる
- 正しい行動をするようになる
- コミュニケーションが得意になる
本記事ではそんな本書の要点やおすすめの名言をお伝えさせていただければと思います。
幸福の達人はこんな内容(要約)
幸せになることは料理と同じで「技術」に近い。
正しい技術を学んだり、繰り返し練習したりする必要はあるが、誰でもマスターすることができる。
本書の要点は以下のようになります。
それぞれ順番に解説していきます。
- 要点❶:モノではなく経験を買う
- 要点❷:得することではなく正しいことをする
- 要点❸:自分ごとのように関心を持って話を聞く
要点❶:モノではなく経験を買う
に残るモノを買った方がいい気がするけど、経験にお金を使った方がいいのは何で?
モノに対しては慣れが出ちゃうから、満足感が薄れていくからだよ!
幸福の観点から考えると、経験にお金を使った方がいいです。
最新の家電やブランド品よりも、ライブやコンサート、旅行などにお金を使った方がいいってことですね。
なんでかっていうと、モノは飽きるから。
たとえば数万円の時計を買ったとして、最初はうれしく感じるけど、少しすると物足りなくなってきちゃうんですよね。
すると今度は数十万円のモノが欲しくなる。
人の欲は際限ないんですよね。
数々の研究結果からも、モノより経験にお金を使った方が幸福になるのは分かっているそうです。
たしかに自分の人生振り返ってみても、モノの記憶より旅行とかライブとか飲み会とかそん時の記憶の方がよっぽど覚えてるんですよね。
モノではなくそれらのエピソードがいまの自分を作っているとまで感じてます。
経験にお金を使う、これめっちゃ重要ですね。
経験を買った方が幸福になるのは科学的にも証明されている。
モノに対しては飽きがきて、満足感が薄れていく
要点❷:得することではなく正しいことをする
これどういうことかっていうと、たとえば、コンビニで買い物してたとします。
レジでお金払って、お釣りをもらった時、本来の分より多かったとしましょう。
でも店員は気づいてないです。
この時の正しいことは
「店員に多くもらいすぎていることを伝える」
ですが、得することは
「バレてないからそのままもらっちゃう」
って感じですね。
正しいことをした方が人は幸せになります。
正直者が馬鹿を見るっていうじゃん?
でも、幸福の観点からも、正しいことをした方がいいんだね?
そりゃもちろんそうだよ!罪の意識とか恥の感情がずっと残るからね。
非論理的な行動は罪悪感が付きまといます。
そんな状況で幸せとは言えないですよね?
「正しいこと」をした方が100%いいです。
得することではなく正しいことをする
非論理的な行動は罪悪感が付きまとう
要点❸:自分ごとのように関心を持って話を聞く
こないだ食べたハンバーグが劇的に美味くてねー!
ほっぺ落ちるくらいバリ美味しかった・・・
へー、よかったじゃん。
他人の良いニュースに塩対応しちゃうことありません!?
それじゃ、幸福は逃げちゃいます。
自分も幸せになりたかったら、自分ごとのように一緒に喜びましょう!
カリフォルニア大学の研究によると、友人や恋人の良いニュースに対して積極的×建設的なリアクションをすると一週間で幸福になったそうです。
相手の幸せを喜べれば、その数だけ自分も幸せになれます。
何より話し手も嬉しいはずですし、win-winなんですよね。
自分ごとのように関心を持って話を聞く
相手の喜びの数だけ自分が喜ぶ機会が増える
幸福の達人オススメの名言
幸福の達人を読み、僕自身が学んだオススメの名言は以下の通りです。
それぞれ順番に解説していきます。
名言❶:すでに手にしている大切ものを正当に評価し、自分は十分に幸せであることに気付こう。
いやー、これめっちゃ大事。
でも難しいんですよね。
いたり、あったりするのが当たり前って感じると、感謝の気持ちが薄れがちになっちゃいますよね。
そこで本書ではネガティブビジュアライゼーションという方法が書かれていますが、これは一言でいうと、自分の身の回りにある幸せに気づくエクササイズです。
「ネガティブッ!ビジュアライゼーーーションッ!!!」
なんか必殺技みたいでカッコいいですよね(笑)
はい、ふざけてないで詳しく解説します。
- 家族や恋人など、自分にとって大切な人やものを想像する
- 「もしそれがなかったら?」と問い、その状況を想像してみる
僕は怪我したことがあるんですが、歩けない期間が続いて、「あ、歩けるって本当にありがたいことなんだな。」と思いました。
今でも、あん時の気持ちを思い出して今の自分の健康に感謝するようにしています。
ちなみに、今ある幸せに目を向けることの重要性は樺沢紫苑さんの「3つの幸福」でもしっかりと書かれています。
そのための具体的方法もいくつか書かれているので、気になった方はぜひぜひ手に取ってみることをオススメします。
書評記事はこちら。
名言❷:贅沢はたまにだからいいのだ。
本書では、幸福になる方法として、「最高の瞬間を中断する」ことを紹介しています。
なんでかっていうと、慣れとか飽きといった適応がなくなるから。
ちょっと詳しく説明します。
たとえば、ゲームとかやってると最初の方って楽しいじゃないですか?
でもぶっ続けでやってると
「なんか飽きてきたな」
とか
「疲れてきた」
とかそんな感じになって楽しさは薄れてきません?
よっぽどゲームが好きな人とか別だと思いますが。
どんなに楽しかったり幸せって感じることでもぶっ続けでやってると飽きてきちゃって、その気持ちって薄れてきちゃうんですよねー。
だから、楽しいって感じる最高の瞬間に中断しようってわけ。
TVとかのコマーシャルとかもそうですよね。
あーやってちょうど続きが気になるタイミングでCMが入ると
「はよ続き見せへんかいっ!」
って感覚になるじゃないですか。
楽しいからこそ中断することで、その楽しさや幸福は最大限に膨れ上がります。
最高の瞬間こそ中断する
適応を予防して、その幸福感を最大限に味わう
名言❸:ダンベルちゃんと受付の人は裏切らないのだ。
アメリカの年社会学者のレイ・オルデンバーグという方が提唱したものに、「サードプレイス」という概念があります。
- ファーストプレイス:自宅
- セカンドプレイス:職場・学校
- サードプレイス:ファーストプレイス・セカンドプレイスでもない、自分にとって心地のいい居場所
このサードプレイスを持つことが幸福感を高める上で重要になってきますが、著者はスポーツジムをサードプレイスにすることをオススメしています。
なんでかっていうと「ダンベルと受付の人が温かく迎えてくれる」からだそうです(笑)
僕も筋トレ大好きなんで、ジムは確かにオススメ。
同じ目的意識の人が集まるし、身体動かすと気持ちもスッキリしますしね。
嫁と喧嘩した時とか、たまにジム行きますもん(笑)
第三の居場所、サードプレイスをつくる
スポーツジムは健康上のメリットがあったりとオススメ
幸福の達人のまとめ
これまで幸福の達人の学んだことやオススメの名言を中心にお伝えしてきました。
ここで内容をまとめておきます。
- 経験を買った方が幸福になるのは科学的にも証明されている。
- 得することではなく正しいことをする
- 自分ごとのように関心を持って話を聞く
- 今ある幸せに目を向ける
- 最高の瞬間こそ中断する
- 第三の居場所、サードプレイスをつくる
この本は本当にオススメ。
幸福になるための具体的方法が6つの切り口から50個も紹介されています。
一つずつ、しっかり実践していくことで確実にあなたの生活はより良くなっていくはずです。
あと著者のteststeroneさんのアツくて面白い語り口調もあって、とても読みやすいんですよね。
本書が気になった方はぜひ手に取ってみてくださいね。