ドラマ「サ道」の影響もあってか、世間はサウナブーム。
前よりも多くのサウナ施設が賑わっており、今も多くのサウナが増えている。
そんなサウナが流行したのは、そのメリットの大きさも影響しているだろう。
そこで今回は書籍から得た情報をもとに「サウナの効能」についてお伝えする。
サウナの効能
美肌になれる
「肌つるつるやなっ!」
サウナーの先輩にサウナ後の脱衣所で言われたんだけど、男同士なんで地味に恥ずかしい。
サウナには美肌効果がある。
肌の新陳代謝が良くなったり、HSPによって細胞の修復が行われるから。
A sauna makes a woman most beautiful one hour after the bath.
女性が一番美しいのは、サウナを出た後の1時間
フィンランドのことわざ
よく眠れる
サウナ後にリラックスルームへ行くと普通に何時間も爆睡することがある。
医師でありサウナーでもある加藤氏が行った研究によると、サウナの後はノンレム睡眠(深い睡眠)の時間が伸びたといった結果が出た。
DPG(身体の中心と末端の温度差)が大きくなると眠気が生じるようだが、サウナに入るとこの現象が起きるらしい。
サウナに入って、ぐっすり深く眠ろう。
松尾大『SAUNNER BOOK』
健康になれる
サウナによって自律神経が調整され、交感神経・副交感神経が切り変わる。
そして、血管が伸びたり縮んだりするため、血管に弾性力が出る。
研究によってサウナに入ることで心筋梗塞など血管病のリスクが低下することが分かっている。
また認知症の予防や免疫力の向上といった点も期待できる。
Jos ei viina, terva ja sauna auta, niin tauti on.
サウナ、酒、タールが効かないならば、その病気は手の施しようのない致命的な病気だ。
フィンランドのことわざ
頭がスッキリする
人はぼーっとしてる時にDMNってやつが働くが、これが脳のエネルギーを結構消費する。
サウナに入るとマインドフルネスみたいな効果があって、DMNが減少し、脳疲労が回復する。
ビジネスエリートがサウナを好むのはこのため。
ご飯が美味しくなる
サウナ後のご飯は、筋トレで2時間みっちり追い込んだ後のプロテインよりも美味しい。
サウナ3セット目くらいになると、結構ビールがチラついてきたりもする。
頭頂葉と言われる脳の箇所は「感覚」を司っており、サウナによって活性化される。
サウナが食事にまで影響を及ぼしているのは、脳科学的にも根拠があるよう。
一度この感覚を知ってしまうと、「サウナに入らないで食事に行くことは、一緒に会食してくれる相手やシェフに失礼だ」とすら感じるようになってしまったからだ。
本田直之・松尾大『人生を変えるサウナ術』
運動効果
サウナに入ると心拍数⬆︎・血圧⬆︎・リフレッシュ感が生じるが、これは運動をした時と同じような反応。
実際、2019年のドイツの研究によると、25分のサウナは30分の有酸素運動と同等の心臓・血管を鍛える効果があったそう。
しかし、サウナには筋肉をつける効果はないので、サウナと筋トレを習慣化することが最強。
至福の時間「ととのい」
準備中。
サウナの入り方
今や「ととのう」ための方法が認知されつつあるが、サウナは「サウナ室」に入って終わりではない。
サウナ室➡︎水風呂➡︎外気浴(内気浴)を経てはじめて「サウナ」と言える。
それぞれの目安は以下の通り。
サウナ室:6〜8分程度。脈拍数は平常時の2倍程度。
水風呂:1〜2分程度。気道がスースーしたら。
外気浴:8〜10程度。満足いくまで。
まとめ
サウナには多くの効果が確認されている。
だが、多くの人がそうだろうがやはり「ととのう」という感覚は唯一無二。
替えが効かない。
そんな至福体験だけにとどまらず、多くのメリットがあるなら行かない手はない。
サウナー歴1年未満の初心者が偉そうに語る。
この記事の参考書籍
医者が教えるサウナの教科書
医者でありサウナ学会代表理事でありサウナーである加藤容崇氏による、医学的観点からのサウナ解説書。
サウナの効能、ととのいの正体、正しい入浴方法などが記されている。
サウナのメカニズムをより詳しく理解したい人におすすめ。
Saunner Book
「ととのい親方」ことプロサウナーである松尾大氏によるサウナ入門書。
サウナを全く知らない人でもサウナの魅力が伝わるように、分かりやすくサウナのいろはが学べる。
「これは地球の愛撫だ」「キスだけしてエッチしないようなもの」など名言が溢れているのも魅力。
人生を変えるサウナ術
ビジネス力という視点からサウナを解説した一冊。
サウナの入り方・効果など基本的なことにとどまらず、サウナの海外事情まで書かれている。
サウナの雑学まで含め広い知識が手に入る。