こんにちは，ころねです．「今ストレスフルだわ〜」「それめっちゃストレス」よく耳にする言葉だと思います．でもストレスってそんなに悪いことじゃないみたいですよ？今日のお話は「ストレス」について．本記事はこんな方にオススメです
- ストレスについて知りたい
- 学習効率を高めたい
- 挫折しないようになりたい
早速、本記事の結論から
ストレスのメリットを活かすには，自身のストレス反応を知る必要がある．
参考書籍
本記事は著者「青砥瑞人」さんによる「BRAIN DRIVEN」を参考に執筆しております．
本書は脳科学や神経科学について興味のある方にオススメです．「ストレス」だけでなく「モチベーション」「クリエイティビティ」というビジネスマンにとってピンポイントに興味のある内容が示されています．
自身のストレスを知る必要性
ストレスってマイナスなイメージが強いと思いますが，実は大事なメリットがあります．それはパフォーマンスを高めることです．適度な緊張感があるととても集中できるときってありますよね．例えば，試験直前の勉強とか，罰ゲームをかけたゲームとか．ストレスってただの悪者ではなくて，集中力や認知能力を高めると言った大事な働きも持ち合わせているんです．
ただ，イメージできると思うんですけど，ストレスって感じ方は人それぞれなんです．あのムカつく上司は別の同僚からしたら何とも思わないかもしれないし，家から聞こえる夜中の電車音は人によっては心地いいかもしれません．
先述したように，ストレスにはメリットがあり，それは集中力や認知機能を高め，学習効率を向上させること．しかし．ストレス反応は多種多様であり，その付き合い方も個人によって変わってきます．自分自身のストレス反応を知ることで，ストレスにうまく対処でき，そのメリットを最大に活かすことができます．
ストレスの役割
そもそもなぜ人間には「ストレス」という機能が備わっているのでしょうか？それは「脳」の構造自体が昔と大きく変わらないからです．太古の生活では猛獣に襲われることなんてよくある話．このストレス反応により，素早く敵を察知することでうまく生き延びていたそう．「脳」そのものが変わらないためその機能は現代の我々にも備わっているのです．
現代において，「ストレス」はどのような役割をもたらしているのでしょうか．色々ある内の一つに「記憶力を高める」があります．人は何かストレスを感じたときにその情報を脳が学習します．なぜかというと，次に「その情報」に面した時に，素早く効率的に反応する為だそうです何かを学習・インプットする際には「ストレス」を上手くコントロールすることで，より効率的な記憶に行えるかもしれないですね．
成功の過程にあるストレスに目を向ける
ストレスと上手く付き合うためのコツを一つお伝えします．それは，何かを成功・達成した時にはその過程にあった苦悩や挫折，ストレスに目を向けること，です．
”プロセスの果てにある成功体験に至ったときこそ，そのプロセスで感じたストレスや辛い体験を思い返してほしい”
BRAIN DRIVEN（著者：青砥瑞人）
”成功を祝うのはいいが，もっと大切なのは失敗から学ぶことだ”
ビル・ゲイツ（マイクロ・ソフト創業者）
何かを成し遂げた時には，その事実と一緒に「感情」が脳に擦り込まれます．これはエピソード記憶に関わる「海馬」と感情と強く関係する「扁桃体」が同時に活性化するからです．つまり，成功した時にはポジティブな記憶が脳に強く刻み込まれるということ．
ただ，その成功過程には多くの挫折や苦悩が伴うことが大半です．そのネガティブな要素も含めて振り返ることが重要になります．そうすることで脳は「何かを達成することは苦悩やストレスを超えた先にある」と学習するから．更なる挑戦にも，失敗やうまくいかないことはたくさんあります．ただ，「一筋縄ではいかないことは分かっている」そう脳が記憶していれば，感じるストレスに対しても頑張ることができるから．
成功や達成の後には，大変だったことも含めて振り返りましょう．それは新たな苦労にも立ち向かう力を与えてくれるからです．
まとめ
- ストレスの感じ方は人それぞれ．自身のストレス反応を知ることで対処法が分かり，パフォーマンスの向上につながる．
- そもそもストレス機能は生存において必要不可欠．現代においては記憶率の向上，学習の効率化に役立つ．
- 達成感と同時にそのプロセスのストレスに目を向ける．そうすることで，新たなストレスに直面しても，やり抜く力を与えてくれるから．
今日はここまで，ありがとうございました．
