こんにちは、ころねです。お金のことって、学校でもわからないから苦手意識が強くなりがちですよね。私もそうでした。今回、そういった方に向いている本を一冊読んだので、そこから学んだことを共有できたらと思います。本記事はこんな方におすすめ。

• お金のことが少しでいいから知りたい
• 資産運用をしてみたい
• 「つみたてNISA」とか知らない言葉が多い

早速、本記事の結論から。

安全にお金を増やすには、不要な支出を抑えて、ローリスクに投資をする

参考書籍

本記事は「難しいことは分かりませんが、お金の増やし方を教えてください！（著）山崎元」を参考にしています。著者の「山崎元」さんは楽天証券経済研究所に勤めており、多くの執筆活動や講演活動をされている方です。お金関係につきものの「難しい言葉」が本書にはあまり書いておらず、かつ分かりやすい、これからお金の運用を始めてみたいという方におすすめです。

銀行や医療保険には近づかない

誰もが安心だと思う「銀行」。しかし、資産を増やすなら近づかない方がいいと。また、医療保険も不要には入る必要はないそうです。

給料はどこから？

銀行員の給料って年収800万くらいでだいぶ高いですよね。その給料でどこから来るのか？それは私たちが払っているんです。手数料や金利が銀行員の給料になっています。

医療保険に関しても、多くの人件費や広告費がかかるそうです。その費用は私たちの医療保険への掛け金から使われていると。保険会社に勤めていた著者によると、保険料における計算の明細すら見たことがないそう。自分の払っている手数料の使い道が分からないっていうのは非常に怖いですよね。

銀行や民間の医療保険におけるビジネスモデルも結局は「自分たちの利益」になるように仕組まれています。あくまで仕事だから。「とりあえず銀行」「保険に入らなきゃ」は資産運用する上で避けたいところですね。

高額療養費制度とは？

「高額療養費制度」という言葉をご存知でしょうか？健康保険に加入している人を対象に、高額の医療費を一部国が負担してくれる制度のことです。年収500万の人なら、多くて月9万くらいの負担で済むそう。そもそも医療保険とは万が一に備えて加入するもの。だったらその掛け金を備えて貯金しておいた方がいいそうです。仮に癌になったとしても、癌治療の大半は医療保険の範囲内だから高額療養費制度でまかなえます。

資産を増やすためには不要な支出を減らすことが前提。そのためには「なんとなく」で銀行や民間の医療保険を活用しない方がいいかもしれないですね。

つみたてNISAでインデックスファンドに投資する

預金の金利は昔と違い、今はたかが知れています。資産を増やすには貯金をするだけでは厳しいですよね。そのために必要な方法が「投資」です。投資には色々な運用方法がありますが本書でおすすめしているのは「インデックスファンド」。その投資方法をよりお得に活用する制度「つみたてNISA」の使用も勧めています。

インデックスファンドとは？

そもそも「インデックスファンド」とは何でしょうか？インデックスファンドとは「投資信託」の一種で、他に「アクティブファンド」というものがあります。

投資信託とは袋の詰め合わせのようなもので、その金融商品を持つことで様々な株式を保有することができます。そのメリットは分散投資ができること。日本だけでなく世界の株式を多種保有できるのでローリスクで運用ができます。安全に資産運用したい人向けの投資方法ですね。

アクティブファンドとはプロが利益をめざして運用する方法。一方のインデックスファンドは日経平均などの指標に合わせて機械的に運用する方法です。アクティブファンドはプロが運用する分手数料がかかります。そして運用成績もインデックスファンドの方がいい傾向があるそうです。

ローリスクで資産運用したい人向けの「投資信託」。その中でも「インデックスファンド」は手数料が安く、運用成績も良好なのでおすすめなようです。

つみたてNISAとは？

つみたてNISAとは国が個人に投資運用を促す目的でできた制度。これを利用することで、非課税で投資運用することができます。本来、投資で得た利益には2割ほどの課税があります。20万円儲けたら大体4万円さっ引かれます。結構大きいですよね。つみたてNISAには期間と投資額に限度があり、それぞれ20年間、1年間40万円となっています。

資産運用をローリスクで行うことができる「インデックスファンド」。それを非課税で投資できる「つみたてNISA」を利用することで、よりお得に運用できます。

人的資本を高めること

これからの時代、どんな状況になっても働く術を持っていることは最強の保険になる

難しいことは分かりませんが、お金の増やし方を教えてください！（著）山崎元

お金を運用すること以上に大切なこと、それは「人的資本を大きくすること」だそう。「人的資本」とはその人が生涯稼ぐ金額から換算されるもの。「自分の値段」みたいな感じだと。リストラのリスクを考えると、生涯を会社に依存するのは中々危険。だからこそ、自分のスキルや能力を高めて、どのような状況でも稼ぐ力を有すことが大事になると。

人的資本を高めることこそ、もっとも安全で効率的な投資かもしれませんね。

まとめ

• 銀行や医療保険には近づかない。会社が設ける仕組みになってるから。病気になっても高額療養費制度がある。
• つみたてNISAを使いインデックスファンドに投資をする。節税しながら分散投資ができるから。
• 安全で効率的な投資は人的資本を大きくすること。いつ会社にリストラされるか分からないから。

将来のために、資産運用を行うことは大切です。ありがとうございました。

著作者（著者・出版社等）の皆様へ

本記事では本・ネットなどで学んだ知識を元に、著者や出版社の方々に敬意をこめて発信させてもらっております。原著作物の表現に対する複製とならないように努めておりますが、私の至らぬ点により取り下げを希望される方はコメント、またはTwitterのDMにて連絡をいただけたら幸いです。Twitter；https://twitter.com/Korone2471